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人の人生は、お金に振り回される時があります。
お金はしあわせにしてくれる時もありますが、不幸にもしてくれるものだと思います。
事件であったり、犯罪であったりした時も、お金が絡んでいることが多いようです。
最近は親の借金を背負わされる人も多く、社会の出発点から借金返済の生活です。
以前は子どもに借金を背負わすという事は少なかったようですが、今はそれが平気で
行なわれています。
子どもには子どもの人生があります。
そうであるにも拘わらず、社会に出た途端、借金返済です。
就職もままならず、自分の生活費と借金とで、
マイナスのスパイラルにハマっていくのです。
そのストレスに耐え切れず、麻薬に頼ったり、人を騙したりの生活です。
そこまで行かなくても、お金は将来に備えて貯めるものとして、日常生活以外は
貯金に回すのが当たり前になってきています。
確かに今の日本では、若い世代は年金が出るかどうかも不安です。
よって、体力・気力のある若い動ける年代の時に、一生懸命お金を貯めて、
体力・気力がなくなって来た年代になって、そろそろお金を使っても良いかなと
思った時には、時すでに遅しで使い道がわからなくなっているのです。
お金というものは生活する為の手段であって、目的ではないと思います。
自分の生き方、自分の価値観によって、
自分は幸せだと感じるか幸せではないと感じるかの違いが出てくると思います。
私は小さい時からあまりものを買って欲しいと親にねだった記憶はありません。
一度クリスマスに大きなお人形をプレゼントされ、それがものすごく嬉しかったのです。
それ以来、そのお人形だけで他には何も欲しいと思いませんでした。
むしろ親がお誕生日に何か買ってあげると言っても、何もいらないと言っていました。
困った母親は誕生日やクリスマスには、そのお人形の服や浴衣を作ってくれました。
それが非常に嬉しく、それだけで満足でした。
私の友達はそれほど大きくない人形を次から次へとねだって買って貰っていました。
大人になってからも、化粧もオシャレもしないし、ブランド品には興味が無かったので、
お金は親へのプレゼントに使っていました。
そのプレゼントを考える時が一番しあわせでした。
人によっては毛皮のコートや指輪を買って、しあわせを感じている人もいました。
阪神淡路大震災を経験してからは、余計に物欲は無くなりました。
家の中の食器類も本棚もテレビも何もかもが壊れてなくなりました。
でも半壊の家であったとしても、避難所に比べれば、屋根があって足を延ばせて
寝れる場所がある事は非常にしあわせでした。
そして壊れたものを全て処分しても、日常生活には何の支障もありません。
そこから「Simple is Best」の価値観になっていきました。
お金というものは、あればあるだけもっと欲しくなり、無ければなくても最低限の
生活で満足できます。
1億円稼いだ人は次、3億円稼ぎたいし、3億円稼いだ人は次5億円稼ぎたくなります。
結局は自分の価値観の確立や自分軸をはっきりさす必要があると思います。
人の人生は、その人の目的に沿って進んでいきます。
生きているうちに、自分のお金を何に、どのように使っていくのか。
それを考える事が、しあわせに繋がっていくのではないでしょうか。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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