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6月1日付日経夕刊に「ワーケーション 9自治体連携」という記事がありました。

サブタイトルに「リゾート地で仕事と休暇両立」と書かれてあります。
「仕事と休暇の両立を目指す」という事でワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた欧米発の造語です。
リゾート地などに滞在しながら、インターネットなどを活用して働く新たなライフスタイルとして注目され、仕事をした時間が勤務時間扱いとなり、給与が支払われる。
7月に発足する「ワーケーション自治体協議会」は、これまで各自治体がそれぞれに情報を提供していたのを、ワーケーションの受け入れ情報をワンストップで紹介するサイトを開設し、ワーケーションの過ごし方をイメージしやすくするためにモデル事例の掲載も検討するとか。
軽井沢の森林のような中でテーブルの上にパソコンを置いて携帯電話で話しながら仕事をしている写真が掲載されていました。
これって、会社のデスクや自宅部屋のテーブルとイスを、森林の中に持って来ただけのように感じました。
結局はリゾート地で仕事をするだけで、本当にリフレッシュできる休暇では無いように感じるのは、私だけでしょうか?
良く言えば「旅をしているのに出勤扱い」と言えるかもしれません。
各企業によって違いますが、本来の休暇+5日のワーケーション追加となれば、確かに休暇が増えたように思います。
しかし、リゾート地に居ながら定例会議に参加したり、メールで自分の業務をこなすのであれば「もはやそれは仕事でしょう」と言いたくなります。
家族で遊びに来ていて、楽しく食事をしていたり、子どもと戯れていても「今から会議だから、ここでお終い」。
子供達と川遊びをしていてもメールが入ると、仕事モードスイッチオン。
これで本当にリフレッシュできるのでしょうか?
仕事は仕事、遊びは遊び。としてメリハリをつけた方がリフレッシュ出来るのではないかと思います。
しかも、ワーケーションの過ごし方をイメージしやすくするために、モデル事例の掲載もするなら、もはや与えられた休暇に過ぎないと思います。
本当にリフレッシュしたいなら、休暇の計画も自分で立て、24時間の使い方も自分の思うように過ごさないと、リフレッシュ出来ません。
ワーケーションに行く前から、スケジュール帳に○月○日○時から、テレビ会議。○時に得意先に電話。○時に報告書送付。
となれば、おちおち休んでもいられないような気がします。
職種やその会社の仕事の仕方にもよると思いますが、これはバケーション(休暇)中にもワーク(仕事)に追っかけられるのではないかと思いました。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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