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「共依存」とは、自分と特定の相手が互いに過剰に依存しあい、その関係性に
囚われている状態の事です。
私は多分共依存の傾向が母親との関係にあったと思います。
母親は病弱だったので「私がいないと親は何もできない」と思い込み、
一生懸命世話をしていたと思います。
また、私が親から離れようとした時に限って親の具合が悪くなり、
入退院を繰りかえす、という状況でした。
そんな親の面倒を見るのが当たり前と思っていたのですが、これはもしかしたら、
お互いに相手をコントロールしようとしていたのかも知れません。
親は私を傍に置いておきたかったから、離れようとする時に限って具合が悪くなるし、
私は私で親の世話をすることによって、自分の存在価値を感じていたのかも知れません。
親子であるからその関係が長く続いても、そういうものだと思っていたのですが、
これが他人との関係となれば、あまり長くは続かない関係になる可能性があります。
なぜなら、束縛しても束縛されても、支配しても支配されても、
コントロールしてもコントロールされても、決して長くは続かないからです。
本来他人はコントロールできないものであって、出来るのは自分のみ。
よってやるべきことは自己肯定感を持つ事なのです。
相手ではなく、自分に焦点を当てる事なのです。
自分に焦点を当てて歩き始めると、精神的・人格的に自立が出来始めるのです。
他人に目が向いていたのが自分に目が向く事によって、自分を内観することが出来
自分と向き合うことが出来るのです。
そしてその先にあるのが「相互依存」です。
自立した者同士が人間関係を築き、相手と協力し合い掛け算をすることによって、
大きな力となる。
よって、自分1人が生み出す結果をはるかに上回る結果を出せるようになるのです。
「7つの習慣」で言う所の、自立した人同士が協力することで、
お互いの長所を活かし補完し合って、相乗効果を発揮できる状態。
それが「相互依存」です。
その為には個人の信頼性を高め、周囲との信頼関係を築いていく必要があります。
今日気付いたのは「共依存」は下手から出て相手をコントロールする事にも繋がるし、
自分がいなければ相手がダメになるという、自己満足にも繋がるという事です。
意識していなくても、自分を犠牲にして相手を勝たすというよりは、自分も自立して
お互いが協力して2倍3倍の力が出せる方が、お互いにとって幸せになると思います。
長年「依存」で生きて来た私ですが、少しでも自立できればと思います。
じゃ、また明日!