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子どもの頃は怒られたり叱られたりしました。
親であったり先生であったり、大きくなると友達でも意見し合うことがあります。
例えば同じ反対意見を言われたとしても、ある人には反感を抱き、
ある人には素直に聞ける。
不思議なものです。
大人になると意見してくれる人はいなくなります。
会社の場合は、上司が部下に意見したり、注意したりはしますが、
組織というものを離れると、そういう風に意見してくれる人は皆無になります。
しかし、自分が成長する為にはそういう人の意見が参考になります。
自分を写す鏡は他人だと言われるように、相手に写った自分を見て、
自分を知る事もあります。
その為にも、自分に意見してくれる人は大切だと思います。
昨今、親子でも気を使ってあまり叱らなかったり、嫌われたくないから叱らない。
というのもあります。
しかし、しかるべき時にはきっちりと叱る必要があると思います。
大人になってからでも、間違った捉え方をしそうな時は、たとえ嫌われても意見する方が
結果的には良いのではないかと思います。
そうでなければ、裸の王様状態になってしまいます。
意見するには、そこにはそれなりの人間関係が成り立っている事が前提です。
お互い信頼関係があり愛情があるから、嫌われても思ったことを素直に言えるのであって、
信頼関係が無ければ、素直に受け入れて貰えず、そこで関係は終わってしまいます。
そこは見極めないといけないと思います。
また、無言も1つの教えかも知れません。
聞いても何も答えてくれない、何も言って貰えない。
その「無言」が答えだという場合もあります。
その時は「答えは自分で見つけなさい」という事だと思います。
「厚情 必ずしも人情にあらず、薄情の道忘るるなかれ」
ただ情をかけるだけじゃ、その人のためにならない。
突っぱねる時には突っぱねないと、その人のためにならない。
叱ってくれる人がいるという事は、本当に有難い事だと、
大阿闍梨の酒井雄哉さんも書かれています。
私は言ってもらう方がありがたいと思っているのですが、言ってもらう為には
それなりの信頼と愛情を交せる人間関係が必要だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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