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先月、TVで「ギフテッド」のドキュメントを見ました。
今日、新聞で「ギフテッド」について記載されていました。
ギフテッドは、平均より著しく高い知的能力を指す用語。
生まれつき高い知能(IQ130以上が目安)や才能を持つ若者たち。
マーク・ザッカーバーグ、ビル・ゲイツ、アインシュタインなども「ギフテッド」です。
飛びぬけた能力を持つこれらの人々は「天から才能を授かった人」という意味で、
海外では広く知られています。
日本にも250万人以上いると言われています。
彼ら彼女らは小さい頃から小学生離れしたIQを持っています。
例えば小学5年生のK君はIQ154の「ギフテッド」で、プログラミングが好きです。
Youtubeを見て独学し、自分で3Dプログラミングを使って映像を仕上げます。
お母さんが、そんなに好きならと3Dプログラミングの専門教室へ連れて行きましたが、
「息子が教室の先生に教えていた」とのことです。
K君は「学校は今でも嫌な場所ですし、辛い場所でもあります。
話が合わない、強制させられているみたい。僕には合わないなって思って。
でも行かなきゃいけない感じなので、行ける時は行く。そういう感じで登校しています」
「仕方ないって諦めて、その間一生懸命疲れない程度にやるって感じ。
何もかんがえなくていい。言われた事だけ従っていれば、
45分であろうが2時間であろうが過ぎていく」
お母さんは「その子にとっての”普通”を理解してあげることが大切だ」と。
「ギフテッド」に限らず『子どものいい所』=『才能』を伸ばしたい。
「ギフテッド」だからどうこうではなく、あくまで彼の”個性”なので、彼に寄り添う。
子どもが好きな事を楽しくやる時間を出来るだけ増やして応援したい。
小学2年生のK太君はIQ141。幼稚園の時にはすでに漢字を覚え、小学校に入ると
親が教えていないのに数学もできるようになっていた。
「ギフテッド」であるが故に周囲になじめず不登校になり、小学2年生で「ギフテッド」の
生きづらさや困りごとを本にまとめた。
K太君は「皆に自分が受け入れられる、僕みたいな人を受け入れて欲しい。
受け入れられる人が傍にいて欲しい」と言う。
両親は『誰一人取り残さない教育』を強く願う。
「本当に学びたい事を学べる環境だったりとか、好きな事を学べるような学校があったら
いいなとは思います」
彼らに共通しているのは、9割近くが不登校で何らかの生きづらさを感じていたこと。
周りが「ギフテッド」の事をわかっていないこと。
学校・先生自体がわかっていないこと。
ある学校の先生は相談に行った母親に「○○君は宇宙人で理解できないんです。
扱いに困る。どうすればいいんですか」と。
母親が「どうすれば良いのか」先生に聞きに行ったのに。
「ギフテッド」の子どもは『落ちこぼれ』ならぬ『浮きこぼれ』状態です。
アメリカやカナダには飛び級や「ギフテッド」の子どもたちだけが通う学校があるとか。
日本には制度としての受け皿がない状態です。
折角の能力を潰しています。
社会的に考えたら、その子どもが大きくなった時にどれだけ人々に役に立つ仕事をするか。
日本のレベルが落ちているというのも、こういう制度として何も対策を講じてないのも
原因だと思います。
文部科学省も今年度から「ギフテッド」の子ども達への支援に乗り出すとか。
世界に比べて、あまりにも後れを取っているように思います。
日本では2016年にソフトバンクの孫正義会長が、異なる能力を持ち若者を支援する財団
「異能」を立ち上げ、異能をさらに大きく伸ばしていき、産業や学術の世界でリーダーに
なり得る芽をさらに伸ばしていきたい、応援していきたい。としています。
孫正義育英財団
日本の政治家はもっともっと民間レベルの勉強をして頂きたいと思います。
じゃ、また明日!