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私たちは嬉しいことはすぐに人に言いたくなります。
小さい子どもなどは特にそうです。
私も幼稚園から帰った時は、いつも母親に「今日はこんなことがあってね!」と、
毎日報告していたのですが、その報告はその日の嬉しい出来事でした。
悲しかったり嫌だったことはあまり言わなかったような記憶があります。
なぜなら嬉しかった事を話すと、母親も嬉しそうな顔をするので、
その顔を見るのが好きだったからだと思います。
今の時代と違い、どの先生も優しかったし、意地悪をする子はあまりいませんでした。
小さい頃から嬉しい話をするのは、身近な人でした。
母親であったり、近所のおばちゃんであったり。
そう言えばお向かいの当時小学1年生だった女の子が、普段あまりしゃべった事がないのに、
ランドセルを背負ったままインターホンを鳴らし「ただいまー」と来た時がありました。
ビックリしてどうしたのか聞いてみると
「今日、ママがいないから帰って来るまでお留守番するの」という事でした。
心配でおじいちゃんが来ていたようですが、彼女にとっては初めてお留守番が
できるようになった自分が嬉しかったのだと思います。
やはりその嬉しさを誰かに伝えたかったのだと思います。
それを家に入るより真っ先に言いに来てくれたことが嬉しくて、夜にママが帰って来た時
今度は私がその出来事をママに伝えました。
するとママも嬉しかったのか「あの子がそんなことを?」と驚いたようですが、
やはりニコニコ顔になりました。
彼女の嬉しさは、母親だけではなく、私にまでお裾分けしてくれたのです。
反面、悲しみや苦しみは歯を食いしばって耐えています。
そういう時こそ伝えて欲しいのですが、ほとんどの子どもや大人が
「自分さえ我慢すれば」で、耐え忍んでいます。
本当は悲しみや苦しみの時ほど、伝えて欲しいのですが言ってはくれません。
だからこそ大人や周りにいる者が気付いてあげる必要があると思います。
いつも挨拶していると、声のトーンや目の輝きが違います。目を逸らす場合もあります。
近所のお子さんもウチの子として、皆が皆そう云う風に見て欲しいですね!
今、個人は尊重されるべきですが、日常の些細な出来事でも家族というご縁で
結ばれている人たちには、喜びを分かち合う雰囲気でいたいですね!
自分の喜びが家族の喜びになり、家族の喜びが其々の周囲の人達に伝わっていけば、
幸せを感じる人も増えるのではないかと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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