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少し前までは私は「YES, BUT」の人だったと思います。
今でもまだ残っている部分が有るかも知れませんが・・・。
人と話をしていて、何かアドバイスを頂いた時でも、
「そうなんですよねー。 でも・・・」と必ず「でも」が付いていました。
それは、言われていることは解っているし色々やってみたけれど、
選択した結果やっぱり「やらない」という結論です。
頭ではわかっているのですが、心では腑に落ちていないのです。
腑に落ちない部分というのは、解決しない方が自分にとって良い場合です。
私は現状維持派だったので、解決して新しい所に行くよりは、慣れた今のままで良いと
思っていたのだと思います。
しかし、それでは変わらない自分のままです。
もしかしたら、変わらない自分のままでいたいから「でも・・・」がつくのです。
現状維持が良いのは、慣れた状態でいる方が楽だからです。
何か変化が起こると、自分の知らないストレスが生まれてくるので、
それを避けたかったのかもしれません。
何か新しい事とか、やった事のないことは自分にとってはストレスになります。
その不安から現状維持を選んでいたのだと思います。
学生の頃、試験前になると風邪を引く人がいました。
これも試験というストレスから逃れるために、実際に風邪を引いてしまいます。
そして、風邪を引くと、親や周りから「試験前なのに、大丈夫?」と心配して貰えます。
その「心配して貰える」という、自分にとっては得たいものの為に、毎回同じパターンで
無意識のうちに風邪を引いてしまうのだと思います。
「そうなんですよ。でも」が出ている時は、自分がその問題によって得ているものに
気付く事が出来れば、一歩前に進めるかも知れません。
「YES, BUT」が口から出た時は、変わりたくない自分の部分に気付くよう、
意識して見るのもいいですね!
これからは、私と同じように「そうなんですよ。でも」と口にする人がいたら、
この人は本当は変わりたくないんだなと思い、それによって何を得ているか
理解するようにしたいと思います。
そしてそこで仮に「安心」を得たいと思っているなら、その「安心」は
本物の安心かどうか、見極める必要があると思います。
「そうなんですよ。でも」が以前よりは少なくなってきましたが、
まだまだ居心地の良い場所から移動したくない私が残っているようです。
じゃ、また明日!