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私たちは普段人と会話をする時、そこで交わされる言葉を表面的に聞いてしまいます。
会話であるのに、1つ1つそれはどういう意味で言ったのですか?とか、
何か企んでいるのですか?と聞けば、会話が成り立ちません。
しかし、時には相手を深く知る必要があります。
例えば、昨今のイジメのように、イジメられているという情報を得たのに、
本人を呼んで聞いてみたけれど「大丈夫です」と言ったから、イジメは無かった。
とか、保育園で子どもが虐待にあっていても、幼児が上手く伝えることが出来なかったり、
親がまさか保育園で先生がそんな考えられないような虐待をしているとは信じられなく、
子どものいう事だからと、あざが目に見えてくるまで気が付かなかったりとか。
大人同士でもそうですが、言葉尻だけを捉えて判断するのは、時には危険な場合があります。
なぜなら、人の心は形が無く、見えないからです。
しかも、人の心は複雑でとても奥深いものだからです。
反対に受け取る側には思い込みや決めつけがあります。
「まさか」の思い込みや、「やっぱり」の決めつけ。
よって、人の心は簡単には解らないものだと思います。
大人の場合は、相手を変えようとしないで、自分を省みる方が上手くいきます。
自分自身を知る時、人は相手の事は理解しようとするけれど、自分の事は隠そうとします。
よって、なかなか相手との距離が縮まりません。
そんな時、自分からまず開放してさらけ出し、自分を知ってもらう事です。
すると相手もある程度自分を知ってもらおうと話し始めてくれるのです。
その過程の中で、自分が知らなかった自分を相手が知っている場合があり、
それを教えてくれるのです。
相手の言ってくれることで自分の未知の部分を知る事により、
自分の可能性が一気に広がる場合があります。
お互いの未知の部分を知ることにより、自立した者同士であれば、
そこで相乗効果を発揮でいるのではないかと思います。
子ども相手の場合は先入観や思い込みで聞かず、子どもの言おうとしている事や、
心の奥まで見ようとすることが必要だと思います。
大人同士であれば、先ずは自分というものを知って自立していき、
相手の事を知って、お互い未知の領域を広げていく事も出来ます。
人の心の奥深さはそれぞれ違います。
違うからこそ、その奥深さを知って、自分自身にも気付くことがあるのだと思います。
じゃ、また明日!
                                                                                                                                                                                                       


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