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夕方のニュースで小学3年生か4年生がプログラミングを使って、
自分達で作った竹ひご飛行機の話し合いをしていました。
以前なら先生が「竹ひご飛行機を作ってみましょう!」と言って、
「材料はこれで、作り方はこうで」と黒板に書いて説明して教えていたと思います。
そして全員が同じものを作っていたと思います。
2020年の教育改革により、将来「自分で考えて行動できる人間を作る」という事で、
主体的・対話的なアクティブラーニングの授業が取り入れられました。
そこでは各藩に分かれ、それぞれが自分でプログラミングをするだけです。
ただ、小学校の先生でプログラミンが出来る先生はほとんどいないので、
その小学校では、プログラミングの授業を助ける企業にお願いして、
週2回外部の専門家にお手伝いをしてもらっていました。
その人は生徒のサポートだけではなく、先生のサポートもしていました。
生徒たちは、先ずどういう飛行機を作るのか計画を立て、実際に作ってみて、
上手く飛べない時は改善する。という一連の流れでやっていました。
これはまさしく企業でいう「PDCAサイクル」でした。
そして最後には、其々がどういう所を工夫したか、どういう所を改善したかを
発表していたのです。
以前の教育は先生が一方的に教えていました。
生徒は先生の教えることを聞いていて、わからなかったら先生に教えて貰う。
という先生と生徒は上下関係でした。
今回の授業では、生徒が自分達で自主的に話し合い、自分達で実際に作ってみて、
先生や外部のサポートの人とは対等な関係でした。
そして最後の感想は「自分達で考えてやってみて、出来た時は嬉しかった!」
というものでした。
この教育の差は非常に大きいと思います。
一方向で教えるのと、皆で話し合いながら回答を探っていくのと。
また、知っている子は知らない子に教えています。それは教えることによる成長に繋がります。
反対に教えて貰った子は、自分の知らなかった知識や考え方に気付いて行きます。
どちらもが成長なのです。
「教える」のが教育なのか、「サポート」するのが教育なのか。
教育とは、その子どもの「長所・特徴・強み」をどう伸ばしていくかになります。
以前のように知識を詰め込むのはSNSがすでにその役割を果たしています。
教わる:自分が誰かから教わる
育む :自分で吸収して育てていく
私自身、完全に一方通行の教育を受けてきました。
だからこそ、
個々人の長所・特徴・強みを伸ばす教育であって欲しいと願います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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