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人間関係において、私は信頼関係を大切にする方なのですが、
時には難しいものもあるようです。
親子の場合は、子どもを信頼したいし、期待もしたい。
その間を葛藤しながら揺れているのではないかと思います。
これは大人同士であっても、対企業であっても同じだと思います。
私たちはある程度信頼関係が出来ると、相手に期待してしまう所もあります。
しかし、この期待が大きくなれば、いくら信頼関係が出来ていても
相手が負担になる事もあります。
特に親子の場合は期待が大きければ、子どもはその期待に応えられなくなると、
自分はダメな子だと自信を失ってしまいます。
そうなると子どもを伸ばそうと思っていたはずが、却って委縮させてしまうのです。
何事も「陰・陽」「裏・表」のように表裏一体だと思います。
全て繋がっているので、切り離して考えることは出来ないのです。
よって、その時々の期待と信頼のバランスの調整が大切になってくるのです。
対子どもにしろ、対相手にしろ、対部下にしろ、いつも100%の期待ではなく、
その時々の状況を見ながらその比重を変えて行けばよいと思います。
100%期待していないから信用していないという事ではなく、
今の状況なら100%期待しても不可能だろうと思えば、期待80%でも良いと思います。
むしろ期待を低くして、クリアできれば上げて行けば良いのです。
その方が自信を失うことなく、クリア出来て行けると思います。
よく、子どものため、学生のため、部下のため、市民のため、国民のため、相手のため。
と耳にしますが、ここで気を付けなければいけないのは、そのつもりでいても、
結局は「自分のため」になっていないかどうか。
特に感情が入る場合は、相手のためのつもりが結局は自分のためになっている時があります。
相手に期待する場合、根底に信頼関係が出来ていれば、
100%期待して相手にプレッシャーをかけるのではなく、
「期待はしているけれど、期待通りにいかなくても私はあなたを信頼しています」に
なると思います。
揺るぎ無い信頼関係があれば、期待通りの結果でなくとも、それをやったというだけで
期待は果たされたと思います。
「期待と信頼」のバランスは、自分の捉え方でどうにでも受け止められるものだと思いますし、
期待は自分を伸ばすためにも、自分自身にするのが一番だと思います。
じゃ、また明日!