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子育ては本来楽しいはずなのに、しんどいし、責任あるし、反抗するし、
「なんで言う事を聞いてくれないの」と思う時があります。
子どもが非行に走ったりすると「こんな風に育てたはずじゃなかったのに」と。
子どもはその年齢の時々によって、成長の度合いや理解度が違ってきます。
その事を親がわかった上で子どもと接しているかどうかになってくると思います。
親は本人がわかっていない所に向き合っているかどうか。
それを抜きにして親の考えを押し付けてしまうと、
子どもは増々親から離れてしまうのです。
親は自分の価値観や考えを子供に伝える前に、
子どものその言動は親に何を伝えているのか。
そこを考える方が先ではないでしょうか。
親という立場になれば、子どもを守らなければならないし、育てなければならない。
すくすくと育ち、その子供が持っている能力を伸ばしたいと思っていたと思います。
しかし、それがいつしか自分の思う方向に持って行っているのです。
子どもの気持ちを聞きたいから子供に聞いているのに、横から親が先に応えてしまう。
これはその都度、親が子供の芽を摘んでいるという事に、親は気が付いていないのです。
今、NHKの朝ドラは「舞い上がれ」という女性パイロットになりたい主人公の物語ですが、
主人公の女の子が小さい時からカラダが弱かったので、いつも母親は子どものカラダを
守るために「やめといたほうがいい」と、子どものやりたい気持ちをその都度
押さえてきました。
本人は大学生になってやっと自分はパイロットになりたいと思うようになり、
自分の気持ちを親に言えるようになったのです。
本人の本気度を知った親は最終的には、本人がやりたいならと許すのですが。
ドラマのお母さんの中では
「カラダが弱い→無理をしてはいけない→危ないことは避ける→それが子どもを守る」
という固定概念が出来ていたと思います。
その固定概念の要所要所の所で、子どもは自分の気持ちを伝えようとしていたのです。
しかし、お母さんにはその時の子どもの気持ちは、理解することが出来なかったのです。
人間は一人1人、色々な可能性を持って産まれてきています。
兄弟姉妹であろうと双子であろうと、それぞれ個別の人間でその可能性は違います。
兄弟姉妹を引き合いに出して比べてみても、それは意味の無い事なのです。
親は一人1人の子どもと向き合って、如何にその子の良い所を伸ばしてあげられるか。
子育てはそれに尽きると思います。
抽象的になっているので「現実はそんなものではない」と言われそうですが、
しかし子育てと言うのは、子どもを信じ、子どもの可能性を伸ばすところに
あるのではないかと思います。
加藤秀視さんのyoutube「母親が抱える悩み」がUPされています。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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