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私は「不安や恐怖は幻想である」という事を知ってから、不安が消えて行きました。
なぜなら、不安や恐怖には実態がないからです。
人が恐怖を感じるのは「何もわからない」という事が起因して、
その恐怖を創り出します。
昔から肝試しとか何やかやで、お化けは怖いと思っています。
しかし、誰もお化けを見たこともないし、その実態を知る人はいません。
だけれども、みんな「怖い!」と言います。
小さい時から親や周りに「お化けは怖い」と教えられ、
悪い事をすると「お化けが来るよ!」と言われていました。
そうして漠然とした何もわからない事に恐怖を覚えていったのです。
よって、より多くの事を知っていく必要があると思います。
より多くの角度から物事を見て考えて自分で判断していく必要があると思います。
漠然としたことに言葉を与えるとそれが具体的になり、曖昧さが緩和されます。
言葉を与える事によって、曖昧な事が腑に落ちていくのです。
物事には必ず原因と結果があります。
その問題となっている原因を取り除かないと、いつまで経っても同じ結果の所を
ぐるぐる回って抜け出ることができません。
その原因というのが「自分は何もわかっていない」「自分は何も知らない」という
自分の無知から来ているのです。
それを解消するには、自分の今の気持ちに「言葉を与えていく」ことです。
言葉というのは具体的になります。
何もわからないことに色々な角度から言葉を与えると、そのわからなかったことが浮き出て
輪郭がわかってくるのです。
自分の恐怖は何なのだろう? あれかな? これかな? と考えていくうちに、
段々と核心に近付いて行くと思います。
よって、曖昧な事に言葉を与える事によって、腑に落ち、恐怖が消えていくのです。
我々は普段、わからないことはスルーしがちです。
スルーするから、いつまで経ってもわからないままなのです。
そしてそのわからないことが恐怖となっているのです。
言葉を与えるという事は、問答するという事だと思います。
自分1人で問答する事もあれば、師と崇める人と言葉を分かち合うことで、
気付きを得たり探求していけると思います。
よって、今の自分の気持ちに言葉を与えていくと、その恐怖の輪郭が浮き彫りにされ、
形が見えてくるから、恐怖が消えていくのです。
私も長年不安に思っていた事を、具体的に試してみました。
すると、あれだけ不安に思い続けていた事であるのに、
別に不安に感じるような事では無いとわかりました。
その不安には実態が無かったのです。
まさしくそれは、自分の幻想にすぎなかったのです。
恐怖を消すには具体的に考えて、言葉にするのが一番のようです。
じゃ、また明日!