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私たちは同じ事を頼んでも、相手によって伝わり方が違います。
その伝わり方の違いは、頼もうとしている事の意味が伝わっているかどうか
によって、その人の行動が変わってくると思います。
最近買い物をして感じるのですが、例えば量販店に行って何かを買おうとした時、
どの商品が良いか相談したい場合があります。
しかし、パソコンなどで情報を調べやすくなったのか、はたまた教育する時間が無いのか、
販売員さんの知識があまりにも無いのが驚きです。
質問したことに対し「少々お待ちください」と言って、目の前でパソコンを開いて調べています。
私はすでに自宅でパソコンで調べた上で、どれが私の望むものに適しているかわからないので、
わざわざ店頭に行って聞いているのです。
挙句の果てに「ちょっとわかりません」と言われたら、なんのために店頭まで行ったのか。
昔の販売員さんは専門知識がありました。
逆に言うと、パソコンが無かったので一般市民が情報を得ることが出来なかったのです。
そういう意味からすれば、今の販売職というのは品物を売れば良いというのが仕事になっています。
別に店頭まで行かなくても、通販で買えるのですから。
或いは、販売職は契約社員やアルバイトに任せているから、教育をしていないのかも知れません。
そこで違いが出るのが、そこの社長やリーダーの「意識」だと思います。
そこの社長やリーダーがどのような「意識」でもって仕事というものを考えているのか。
販売なら販売という「意味」を末端のどこまで伝えているのか。
或いは社長・リーダーの「志」は何処にあるのか。
その辺で違いが出てくると思います。
人に言った事が素直に伝わり、動いてもらうには「意識」の共有が必要です。
それは直属の部下だけではなく、どれだけ末端まで浸透しているかどうか、
それを社長やリーダーが把握できているのかどうかにもよります。
それが「人間力」=「ポータブルスキル」になってくると思います。
私も近くの量販店に行きたいのですが、先の対応が数回続いたので、
今では仕方なく遠くまで行っています。
使っていたカードも解約しました。
私以外にも、同じような事を感じていた人もいました。
トップはこの現状を把握しているのかどうか。
或いは儲かっているから多少の客離れは見越しているのかどうか。
トップの「志」や「意識」がどれほど末端まで浸透しているのか。
私の行っていた量販店はかなり大きな会社だったのですが、
トップが裸の王様状態だったのかも知れません。
残念ながらというか、やっぱりというか、そのお店は「100円」のお店に変わっていました。
トップの「志」や「意識」の「意味」が末端社員まで浸透している会社・お店が
現在も生き残っているようです。
人に伝えるという事は「意識」の共有のみならず「意味」も伝える必要があると思います。
じゃ、また明日!