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人は誰でも苦手な事やイヤな事は避けたいです。逃げたいです。
しかし、避けようとすると、いつまでも頭の中でイヤな考えが出て来てしまいます。
よって、苦しむことをお勧めする人もいます。
なぜかというと、イヤな考えは自分自身に見てもらいたがっているからだとか。
自分の頭の中に出てくる考えは自分ではなく、自分の子どものようなものだとか。
だから親的存在である自分が、イヤな考えという子どもの面倒を見なければならないようです。
イヤな考えは時には友達に愚痴ったり誰かに言ったりして苦しみから逃れようとします。
確かに、それで気が晴れることもありますが、また時間が経てば再発してきます。
その「イヤな考え」は、自分自身に聞いて欲しいのです。
意識としての自分自身に。
親である私という自分に意識を向けて欲しくて、「イヤな考え」は頭の中に出てくるのです。
そんな時、自分の意識がソッポを向いていたら「イヤな意識」は満たされることなく、
いつまでもイヤな考えを保ち続けます。
丁度小さい子どもがママに聞いて欲しかったり、ママとお話したいのに、
ママが携帯ばかり見て小さい子供の目を見ずに上の空で返事をするようなものです。
だから、また再発するのです。
苦しむことをお勧めする人は「楽しいことは直ぐに飽きてしまうことがある」
と言われています。
なぜなら、親である自分は楽しい事には真っ直ぐに意識を向けるからです。
だから、楽しいことは満足してすぐに消えてしまうのです。
楽しい事の方が消えていくスピードが速いのです。
私たちの頭の中に出てくる「イヤな考え」も「楽しい考え」も、目的は同じなのです。
自分に意識を向けて貰うことなのです。
イヤな事や苦しい事にもしっかりと意識を向けてあげれば、
自分の頭から消えていくという事です。
いやな事・苦しい事にしっかり意識を向けてあげるという事は、
イヤな事・苦しい事と向き合うという事だと思います。
そしてとことんイヤなことに意識を向けることが出来たなら、
苦しむことに飽きて、それを手放すことができると思います。
手放すことが出来れば、そこには「空白」が残るのみです。
結局はイヤな事でもつらい事でも、避けることなくじっくりと自分が向き合えば、
何等かの解決ができるという事だと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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