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「事実は1つ、解釈は無限」これも良く言われる言葉です。
人の価値観は人それぞれです。
小さい時からプラスの価値観を植え付けられたのか、
小さい時からマイナスの価値観を植え付けられたのか。
これによって、大人になってからでも感情の記憶がトラウマになってしまうのです。
例えば、友達や好きな人からのメールの返信が来ない。
これは「メールが来ない」という「事実」です。
しかし解釈は色々あります。
仕事が忙しくて返事を書く暇がないから来ないのかもしれない。
何か嫌われる事を言ったから、来なくなってしまったのかもしれない。
他に私より大事な人が出来たから来なくなってしまったのだろうか。
何か事故でも起こってメールが出来ない状態ではないだろうか。
あの人は以前からスルーする人だから、やっぱりねなのよ。
これらすべてが自分の解釈であり、憶測なのです。
事実は「メールの返信が来ない」ただそれだけです。
1つの事実に対して、様々な解釈がありその解釈をするのは自分自身であるという事。
そして、その自分の解釈によって、その後の行動も変わってくるという事です。
相手から返信が来なければ自分からも出さないという行動に出る人。
相手に何かあった可能性があるので、もう一度メールを出してみる行動に出る人。
相手は落ち着いたらメールをくれる人だから、返信が来るまで静かに待っておこうと待つ人。
それぞれの行動によって、その結果も変わってきます。
相手から来なければ、こちらからも出さない人は、そのまま終わってしまうかも知れません。
もう一度メールを出した人は、返信が無かった理由がわかるかも知れません。
静かに待っていた人は、やはり落ち着いたら返信が届いて確信を得たかも知れません。
その時の1つの事実を、自分がどう解釈するかによって、行動が変わり、
その行動によって結果が変わってくるのです。
よって特に人間関係の場合、その時の自分の解釈の違いによって、
同じ事実であったとしても、他の人とは違った結果になるのだと思います。
今の時代、過去にいじめを受けた人は残念ながら沢山います。
世間で活躍する有名人でも、昔はいじめられっ子だったと告白しています。
よって、いじめを受けていたからと言って、すべての人が悲惨な人生を歩んでいるかと言えば、
そうではありません。
そのつらい体験や苦境を乗り越えてきた人は、生き抜くための能力を身に付けているのです。
そして、その才能を大人になってから自ら開花させているのです。
つらい体験という事実は1つです。
しかし、その後の解釈や意味付けによって、
自分の人生を楽しく生きている人がいるのも事実です。
狭い範囲での解釈と、広い範囲での解釈は選択肢の数が違います。
どうせなら選択肢を広げて、未来の可能性も広げていきたいものです。
じゃ、また明日!