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「人を愛するには、先ず自分を愛しましょう」と言われます。
確かに自分の事が嫌いで嫌いで仕方がないのに、人のことを愛することなどできません。
では、自分を愛するってどういう事でしょう。
自分がどんな状況にあっても、
「自分を受け入れる」「自分を大切にする」「自分を認める」「自分に寄り添う」でしょうか。
しかし、これって自分が小さい時に、親に望んでいた事と同じような気がします。
「親に受け入れてもらいたかった」「親に大切にしてもらいたかった」
「親に認めて貰いたかった」「どんな時も親に寄り添って貰いたかった」
小さい時から親に大切にされていたり、どんな時も親に寄り添って貰えた人は、
自分を大切にしたり、自分を受け入れたり、自分を認めたりすることができます。
残念ながらそういう愛情を受ける時期に、何らかの事情で大切にされなかった場合、
なかなか自分を認めることができません。
しかし、自分が一番求めている愛は何なのか。それを考える必要があると思います。
なぜなら、愛されていると感じるその感じ方に個人差があるからです。
ある人は自分のつらい話を受け入れて貰った時に、愛されていると感じるかも知れません。
またある人は、自分を大切にして貰った時に、愛されていると感じたかも知れません。
これらは、大人になってからでも取り戻すことができます。
その時大切なのは「お世話になる事」と「愛されること」は別なものであるという事を
自覚することです。
お世話になったというのは、
「毎日お弁当を作ってくれた」とか「色々と身の回りの事をしてくれた」
というような面倒を見て貰ったことであって、それは感謝こそすれ、
愛されたというのとは少し違うようです。
愛されるというのは、
自分が嬉しい時・悲しい時、一緒にその感覚に寄り添って貰ったという感情です。
この2つを区別して、自分の中で分けることが出来たら、
自分が嬉しい時・悲しい時など自分の喜怒哀楽を、自分が蓋をせずに素直に受け入れたなら、
自分を愛することができるのではないかと思います。
人は自分で自分の本当の気持ちに蓋をしてしまうことがあります。
それも無意識に蓋をしてしまう時があります。
その蓋を少しづつ緩めて開けて行けば、自分の全てを受け入れて、
自分を愛することができるのだと思います。
じゃ、また明日!