タグ:
2022年9月13日(火) 神戸新聞 社会面
中2凍死 遺族側、市に所見書提出
北海道旭川市で昨年3月に凍死した状態で見つかった中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が
いじめを受けていた問題で、市教育委員会は12日、事実関係を調査してきた
第三者委員会の最終報告書と、「遺族の心情に配慮を欠いている」と報告書を批判して
市が再調査をするよう求める遺族側の所見書を、今津寛介市長に提出した。
今津市長は「第三者委はスピード感を欠き、調査の方法や内容も遺族から再三、
申し入れがなされるなど、遺族の心情に寄り添っていたとは言いがたい」と話す一方、
再調査については「できるだけ早い時期に判断を示す」と述べるにとどめた。
黒蕨真一教育長は「深い反省の上に、再発防止に全力を尽くす」とのコメントを出した。
関係者によると、第三者委は、性的な意味での身体接触や性的動画の送信要求など、
広瀬さんが通っていた中学や他校の先輩7人による6項目をいじめと認定し、
広瀬さんの凍死は自殺と判断。広瀬さんが自ら川に入る自殺未遂を起こすなどし、
学校や市教委が概要を把握した2016年6月時点で、いじめ防止対策推進法に基づく
「重大事態」として対応するべきだったと非難した。
一方、自殺の背景を巡っては、いじめや学校での不適応とそれに伴う孤独感の増大などが
誘因となった抑うつ状態で生じた(死にたいと願う)「希死念慮」が関与しているが、
それぞれの要因がどの程度影響したかについては、明らかに出来る情報が得られず
不明とした。
第三者委は近く会見し、報告書の概要を正式に公表する見通し。
以上
広瀬さんが自ら川に入る
という現象だけを捉えればそう見えますが、では、なぜ自ら川に入ろうとしたのか?
文春オンライン#8によると、
爽彩さんは同年6月に、イジメグループら十数人に囲まれた挙句
「死ぬ気もねぇのに死ぬとか言うなよ」と煽られた末に、地元ウッペツ川に飛び込むという
”事件”を起こした。
自分が本当に川に入ることを望んでいたのか、
煽られた末に飛び込んだのか。
この2つの間には大きな差があります。
文春オンライン#3の時点でも書かれています。
”自殺未遂”というより、イジメグループから逃げるためには川に飛び込むしかなかったのです。
川へ飛び込む直前、爽彩さんは中学校に「助けてください」と、助けを求める電話をしていた。
すると、連絡を受けた学校から母親の元にも「今から公園近くの川に直ぐに来て下さい」と
電話があった。
本当に自分から死にたいと思う子が、学校に「助けてください」と電話するのでしょうか?
誰が見ても追い詰められての飛び込みです。
これは、
「広瀬さんが自ら川に入る」ではなく、
「広瀬さんがイジメグループらによって川に入らされる」
の間違いだと思います。
じゃ、また明日!
PS
100万人の署名活動、まだまだやっています。
ご協力の程、よろしくお願い致します。