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不安は誰にでもあります。
私など特にありもしない先のことをあれこれ考えてしまい、自分で不安を作ってしまいます。
不安は先の事をネガティブに考えてしまい、自分のアタマの中で想像してしまうのです。
想像事は「妄想」です。
不安に打ち勝つためには、
不安=私は妄想をしている と、自分ではっきり理解するのが良いようです。
妄想は妄想に過ぎないので、それ以上反応しないことが大切です。
心が反応するから、妄想が増えるのです。
目を閉じて見えるものが「妄想」
目を開いて見ているものが「現実」
この区別を自分の中ではっきりと意識し、
「ムダな妄想をしない」ように練習を積んで行けば良いのです。
私たちは、不安を打ち消すためには自信を持てるようにすればいいと考えがちですが、
「自信」もまた「妄想」のようです。
なぜなら、自信は「自分はできる」「きっとうまくいく」という判断・予測の事です。
しかし「できる・できない」も「きっとうまくいく」という予測も、
これもまたアタマの中にあるものなので、すべて「妄想」になるのです。
不安という「妄想」があり、その妄想を打ち消すために、自信という「妄想」をする。
つまり、妄想の上に妄想を重ね、自分の中で「不安」と「自信」のせめぎ合いをやっているのです。
以上、ブッダの教えからでした。
ブッダの教えは、
「妄想そのもの、心の状態を客観的に理解することでリセットしてしまいなさい」
というものです。
妄想が止まれば「不安」は消えます。
不安が消えれば「自信」も要らなくなります。
「できるかどうか」とか「成果がでるかどうか」など結果が見えるのは先の話です。
その「先の話」を、今現在の時点で考えようとするのは「ムダな反応」という事になります。
不安という「妄想」を取り除いて残るものが「行動」です。
行動=やってみる⇒体験を積む
「やってみる」という事が自信を付ける本質だと思います。
「失敗するかも知れない」という判断は、妄想にほかなりません。
それは「やってみる」という行動によって、
「妄想しない練習」が積まれるのではないでしょうか。
「妄想をしない」という「とらわれのない心」は、
メンタルトレーニング(心の練習)でもあるようです。
じゃ、また明日!