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世の中は信じていた人に裏切られるという事があります。
「裏切る」とは、他人が自分の想定外の行動をとること。
つまり、自分の期待通りには動いてくれないという事です。
私は学生相手の仕事をしていたので、よく色々な相談に対応していました。
その中から学んだことは、一切相手に期待しないという事です。
困っている時は来てくれます。
当然解決の方向を一緒に考えます。
それで問題が解決出来そうな段階になれば来なくなります。
私としては、あれからどうなったのだろうと気になるので、電話を入れたりしました。
しかし、連絡が来なかったり、報告が無いという事は解決出来ているという証拠です。
よって、電話1本かメールぐらい送って欲しいというのは、
私の勝手な思い込みだとわかりました。
相手を信じるというのは、私か勝手に決めたことです。
相手が私の信頼に応えるかどうかは、別の話です。
そこを一緒に考えていた時は「なぜ連絡をくれないの?」
「なぜ思った通りにしてくれないの?」と思っていましたが、
「便りのないのは良い知らせ」という事で、捉われなくなりました。
するとそれ以降、私の中では何も感じなくなったのです。
人の気持ちはコントロールできません。
コントロールしようとすること自体が間違っていたのです。
その人を信じるか、信じないかは他の誰でもなく、自分自身が決めたことです。
自分が選択したことの結果は自分自身に跳ね返ってきます。
よって、信じると決めた段階では「裏切られる可能性もある」という事を、
含んでおく必要があると思います。
信じることはリスクを伴うと言われますが、そのリスクも覚悟の上で、
人を信じていくということになると思います。
人生の中には色々な場面があると思います。
信じたことが全て上手くいくとは限りません。
むしろ「こんなはずではなかった」という方が多いかも知れません。
だからこそ、人は自分の期待通りにはいかないという前提で、
裏切りというリスクも覚悟の上で、判断・選択するものだと思います。
人は本来孤独だと思います。
孤独だから人を疑い、疑うからこそ人を信じようとするのだと思います。
信じることを選択したのは自分。
よってその結果を引き受けるのも自分です。
じゃ、また明日!