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今迄何も考えずに生きてきた私は「何事も目的から考える」
ということは意識にありませんでした。
ただ、学生の頃から皆がしているからというので合わすことは苦手でした。
本当はその時から自分で考えるという習慣を付けていればよかったものの、
そこまで頭が働いていませんでした。
昨日、TVのニュースが終わり切ろうと思ったら、男性の脱毛についての特集でした。
何気なくそのまま見ていたのですが、何か違和感を覚えてしまいました。
若い男の子が脱毛をすることに対しての善し悪しではないのです。
脱毛そのものはその人の考え方であり、しようがしまいがその人の自由です。
髭をそるのが面倒だから。髭が無い方が女の子に好感を持たれるから。
就職活動でスッキリした顔に見せたいから。仕事上、清潔感があった方が良いから。
介護される時にない方が介護する人がやりやすいから。
と、理由は千差万別でした。
私が違和感を覚えたのは、高校生と一緒に来たお母さんです。
高校生の息子が脱毛したいという事で、結構かかる金額をお母さんが立て替えて、
息子がアルバイトをして返していくというものです。
それは良い事だと思います。息子が自分のお金でやりたいことをやり、親に返済していく。
この親子はマスクではっきりと顔は見えなかったけれど、息子さんははっきりと答えるし、
お母さんもきっちりとした、良い感じのお母さんでした。
その理由に少し疑問を抱いてしまいました。
息子さんは友達もやっているし、自分も脱毛をしたかったから。に対し、
お母さんは、最近の若い人のことはわからないので、
この子がそういうので皆そうだろうと思って一緒に来ました。
息子さんの意思を尊重する良いお母さんかも知れませんが、
賛成なら賛成で、お母さんはどう思っているか、息子さんにどうなって欲しいかを
言って欲しかったなと思いました。
人のことに口出す私の方がおかしいのかも知れませんが、
「皆がそうだろうから」で事を澄ませば、
お母さんは息子さんを世間に合わすのが目的なのかなと思ってしまいました。
多分インタビューだからそう答えたのかも知れませんが、
勉強にしろ、就職にしろ、子育てにしろ、どうなって欲しいか、
どうありたいかという目的を持たないと、
世間というものに流されてしまうなと、思った次第です。
今迄1つ1つやることに目的も意識せずにやって来た私なので、
これは自分に対して言っている事なのですが、
何事も目的を考えてやるという事は非常に大切な事だと思いました。
じゃ、また明日!