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嫉妬は自分に自信が無かったり、劣等感があったり、また自分より優れた人が現れると、
「あの人はいいな」「あの人は恵まれているな」と嫉妬に心が奪われてしまいます。
また、プライドが高かったり、対抗心が強かったり、独占欲が強いと、
妬ましい気持ちが出て来てしまうのです。
大概は嫉妬というものは自分より外のものとして扱うと、疎ましくなります。
しかし、それを自分自身に向けた場合、自分の内面を観察する道具として使えば、
非常に有効に使えます。
なぜなら、嫉妬は自分と繋がる何かしらの比較対象にならなければ生まれないものです。
比較対象になり得るなんらかが無ければ生まれないものです。
よって、自分と嫉妬する相手とで何か反応できるものがあるから嫉妬は湧き上がってきます。
SNSなどで絡んでくる人のコメントを見ていると、相手の感情を逆なでしたり、
言った事に対して煽ってみたり、どうにかして注意を引こうとしています。
そしてよくよく見て見れば注意を引くために絡みたい相手の事をよく調べています。
その調べたものに対する自分の感情が、相手となにか反応するもの反応できるものだと思います。
これを逆手に取れば、自分が誰かを羨んだり嫉妬したりする時は、
嫉妬したり羨んだりするものが自分の願いや望みなのであるから、
それでもって自分自身を知るという事に繋がります。
相手に対して抱いた感情であるはずなのに、実はそれは自分自身が望んでいた事であったと
気付かされるのです。
「あの人はいいな」は、自分があの人のようになりたいと思っていることで、
だったら自分がそうなれば良いだけの話です。
「あの人は恵まれているな」と思えば、現在の自分は恵まれていなくても、
あの人のように恵まれるようになれば良いのです。
自分にもできる可能性がある事を感じているから、
今出来ていない自分から出来ているあの人へ、イライラをぶつけているだけなのです。
嫉妬するという事は、自分の欲しいモノ自分のなりたい姿が明確になったという事。
よって、自分はそれが欲しいから、次は自分の番だ!自分も同じようにして良いのだ!
自分も嫉妬している人のようになるんだ!
という事で自分自身に許可を出すことができるのです。
私も嫉妬されることが多いのですが、最近、批判されているのだけれど、
有難く感じた事がありました。
自分が気が付いていなかったけれど、その人が「あなたは○○であるかも知れないけれど」
と言われた○○の部分。
そう見られていたのだと新鮮に感じました。
そして、自分では全く気がついていませんでしたが、私にはそういう特性があるのだと、
改めて自分を知ることが出来ました。
「嫉妬」はマイナスのイメージでしか無かったですが、反対を言えば、自分が気付いて
いなかった部分を教えて貰ったような気がします。
改めて、嫉妬は悪いイメージだけではなく、
自分の可能性を気付かせてくれるものだと思いました。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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