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「一寸先は闇」という諺があります。
意味は、先のことは全く予測できない、見通すことができない、つまり
「未来は予測できない」という意味です。
それを勝手に何か悪いことが起こるようなイメージで捉えていました。
しかし「未来が予測できない」だけの事なのです。
人間には本来持っている自然治癒力というものがあります。
私は動物的なのか、自分の自然治癒力を信じてあまりお医者さんに行きません。
大きなノミで足の指を突いた時も、肉が無いので白い骨が見えていました。
しかし、日曜日だったので、ティッシュを何重にも巻いてその上から包帯を巻くと、
出血は止まったようなので、後は傷口がふさがるまでは自然治癒力任せです。
本当は病院に行って縫われるのが怖かっただけですが・・・。
それ以外も病院に行かずに結局は治ってしまいます。
この自然治癒力は結構その時のその人の心と関係が深いようです。
悩んだり、落ち込んだりすると自然治癒力は低下し、
心がときめいていると自然治癒力は高まります。
よくガン患者さんが笑いでガン細胞を消してしまった、というのを聞きます。
身近でもそういう人を知っています。
その人は医者から手の施しようがないと言われたけれど、いつも気持ちは前向きで
病床でも他の患者さんを励ましていました。
やはり、その前向きな姿勢がガンを住みにくくしてしまったようです。
今では旅行に行けるぐらいに回復しています。
私は心にも自然治癒力のような働きがあると思います。
それはものごとの捉え方といおうか、思考のクセといおうか。
同じ状況に陥っても、過去の事を悔やんでみたり、未来を不安がったり。
一番大切なのは、今、できること、やるべきこと、やりたいことに集中する事だと思います。
そして自分を信じて、自分の自然治癒力に委ねるだけです。
あるお医者さんは「体力には限界があるが、人間としての成長には終わりがない」
と言われています。
死んでも自分を高め続けるのが本当の養生だとか。
8月24日に90歳で亡くなられた京セラ創業者の稲盛和夫氏がよく言われていた言葉に、
「人生の目的は魂を磨く事」というのがありますが、「人間としての成長には終わりがない」
というのが魂を磨く事になるのかなと思います。
心=魂 だとすれば、
魂を磨いて心の自然治癒力を高めることもできるのではないかと思います。
過去ばかりを思い出すのでもなく、未来ばかりを夢見るのでもなく、
今という時間を楽しみ、悔いの無いように過ごす事が、
一瞬先の未来を明るくしてくれるのではないかと思います。
じゃ、また明日!