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ものを売ったり、CMなんかでも物語があります。
その商品を売るには物語性を持たせ、その物語に共感してもらって買って貰う。
説得力のある物語によって、人々は行動することがあります。
よって、何かを訴えたり共感してもらうには物語が必要だと。
人の人生も1つの物語だと思います。
自分の体験や経験を自分の人生観や価値観に繋げていくには、
その自分の体験や経験を、自分の心に収めていく必要があります。
人に受け入れられなかったものは、その場で流されて無かった事のようになりますが、
それは自分の中では消えずに、心の奥深くに仕舞い込んでいるのだと思います。
自分だけが納得して仕舞い込むためには、自分なりの筋道が必要になってきます。
その筋道が物語となって行くのだと思います。
人から認められた部分と自分の中では消してしまいたくない部分が上手く創造されて、
自分なりの物語となって行ったのだと思います。
自分はこうだったと思うことも、もしかしたら小さい頃何度も何度も読んだ
物語の一部が入り込んでいるかも知れません。
自分の中でバラバラになっていたものを、筋道を通すために関連付け、
自分なりの物語が創造されて行くのだと思います。
もしかしたら心の奥深くに仕舞い込んだものは、
自分にとっては宝だったのかも知れません。
周りには受け入れられなかったかも知れませんが、自分の中で捨てきれないそれは、
自分にとっての宝です。
自分物語の中の宝。
それを改めて意識していくと、自分という本当の宝を見つけることが出来ると思います。
かつては心の奥深くに仕舞い込んでしまったものを、現在の自分の価値観で見直してみる。
かつては筋道を作るために創造していた物語の中に、問題が潜んでいたかも知れません。
その問題というのは、避けて通ってはいけないものだったかも知れません。
それは自分にとっては一番大切なものであったと、新しい価値観で気付く事もあります。
今度はそのままで自分物語となって行くのです。
それこそが自分というものを生きていることになるのではないでしょうか。
人生は一度切りですし、時間は有限です。
その中で、自分が描いた通りの自分物語を完結できればと思います。
じゃ、また明日!