タグ:
家族と言えば、自分に最も近い存在であり、常に味方でいてくれる
かけがえのない、唯一大切なもの。
的な考えはすでに過去のものになってしまったかも知れません。
幸いにも私は裕福ではなかったけれど、家族に恵まれていました。
小さい時に愛情をたっぷり注いで貰っていたのが、今でも染み付いています。
しかし、最近は同じ屋根の下にいても、単なる同居人的存在で、
会話も少ない状態の家族が増えてきたように思います。
本音をぶつける事もせず、腹を割って話す事もない。
お互い何をしているかさえも分からない家族が増えて来たように思います。
家族と言えば、特に親に対しては何でも話せて気を使わない存在であったように思います。
今は「仕方なく一緒に住んでいる人たち」が少なからずいることも事実です。
そうなれば、血が繋がっていなくても、絆が強ければ家族以上の存在になれると思います。
お互い支え合い、励まし合うことが出来、心を開いてありのままの自分でいられる。
意見が違っても、喧嘩をしてもそれはよりお互いを理解する為の手段として使われる。
心休ませて、また頑張ろうと思えるエネルギーを与えてくれる所が家族の場だと思います。
厳しいけれど、優しさに溢れている自分の居場所。
お互いがカウンセラーで、助け合いながら成長できる。
そういう家族だから、愛おしさや慈しみの心が芽生えるのではないでしょうか。
つい最近まで新聞で里親シリーズが掲載されていました。
血が繋がっていなくても、本気で怒こり、本気で喧嘩した親子が、
やはり家族になったように思われます。
結局はどれだけ真剣にお互いの中に飛び込めたのかだと思います。
家族という名の下に、どれだけ個々人の人間と信頼関係を結び、
相手を見守ることができるのか。
形だけの家族よりも、何があっても手を離さない信頼関係で結ばれた他人の方が、
本当の家族になれるのかも知れません。
じゃ、また明日!