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「頼まれごとは試されごと」という言葉があります。
相手はこの人だったらやってくれるだろうと信じて頼んできます。
よって、人に頼まれたことは相手の予想を上回ることに意味があるのだと思います。
私の知人は退職してから役所関係のお仕事を頼まれました。
最初は折角早期退職したのだから、少しはゆっくりしたいと思っていたそうです。
しかし、私が何気なく言ったこの「頼まれごとは試されごと」を思い出し、引き受けました。
学校関係の授業を手伝ったり、栄養管理をしたりと、結果3~4年ごとに次の仕事を頼まれ、
結果15~16年もご縁は続きました。
彼女はしんどくなって来た時にこの言葉を思い出し、自分を奮い立たせていたようです。
これとは反対に愚痴を言いつつ引き受けた場合、
「頼まれごとはやらされごと」になってしまい、そこからご縁は続かなくなるのです。
ご縁に恵まれる人というのはまさしくこれで、人を積極的に支援できる人です。
大切な人から何かを頼まれた時、それに気持ちよく応じて協力をする。
引き受けたら大変だとわかっていても、
即断即決で「わかりました、お引き受けします」と、言える人です。
頼まれごとは思わぬ時に、思わぬ所からやってきます。
よって、頼まれごとを引き受けると、自分の人生にとって思わぬ方向に変わる
場合があるのです。
自分の人生に於いて痛みを伴う場合もあるし、それがチャンスになる場合もあるのです。
この時も色々理由を並べてから引き受ける人と、即「お断りします」と逃げる人もいます。
そういう場合は、ご縁はなかなか繋がっていかないようです。
「人を積極的に支援する」という事は、何も金銭面だけとは限らないのです。
人からの「頼まれごと」を気持ちよくお引き受けするのも、大きな支援だと思います。
そして頼まれやすい人というのは、人の話を聞いて頷いてくれる人です。
「話三分に、聞き七分」と言われるように、自分が話すのは三分に留め、
後の七分は聴きに徹するのです。
それが出来る人は「一緒にいるとくつろげる人」となり、
そして、また会いたくなる人なので、また頼まれるのです。
人の支援というのは金銭面ではなく、
話を聞いたり、頼まれごとを引き受けたりも大きな支援だと思います。
じゃ、また明日!