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自分が自分の中で後ろにも戻れないし前にも進めない時があります。
そんな時は現状維持にしがみついている時です。
若い時は前へ前へと進んでいたはずなのに、歳を重ねるごとに、
自分の中でブレーキが掛かってしまいます。
そのブレーキとは、ある程度先が見えてしまうことや、失敗を恐れることです。
或いは、過去の自分に執着したりこだわっていることがあったり。
しかし、先が見えると言っても、それは自分の認識や自分の価値観の範囲での見え方であって、
違う人から見れば違う見え方かも知れません。
そういう意味で、自分が先が見えると判断するのは、本当にそれが正しいかどうか、
自分を疑ってみることも必要かも知れません。
もしかしたら、先が見えて諦めていたことが、先が見えるから希望が持てる可能性も
あります。
そういう意味では、多面的に考えて結論を出さないと、自分で自分の範囲を狭めてしまいます。
また、過去の執着やこだわりは、現在の自分にとって本当に必要なものなのかどうか。
その時はとても必要だったと思います。
しかし年月と共に自分自身も変わっています。
その変わった自分にとって、その執着は本当に必要なのか。
そのこだわりは本当にこだわるべきものなのか。
それも確認する必要があると思います。
そうしてどんどん捨てていくと、身も心も軽くなり、身軽に未来に委ねることが
できるような気がします。
よく「過去は変えられないけれど、未来は変えられる」と言われますが、
確かに過去は変えられません。
1分前に起こったことも、すでに過去の出来事で元に戻すことは出来ないのです。
しかし、未来は変えられると思います。
なぜなら、未来から見た自分はどう在りたいかがはっきりすれば、
ありたい自分に向かって進めるからです。
未来への恐れは、今現在から未来を見ようとするから、恐れるのだと思います。
見えない先に対する不安です。
今の自分はどうなっていくのだろう。
今の自分はどう変わって行くのだろう。
と、不安材料ばかりを並べてしまいます。
しかし、なりたい自分は理想の自分であるはずなので、不安どころか喜びに変わります。
結局、過去への執着や未来への恐れは、自分の中に不要なモノや捨てても良いものを
溜めすぎているからだと思います。
私も数年前にかなり捨てました。
しかし、まだまだ不要なモノばかりです。
「片付けとは過去に片をつけること」と言われるように、
自分の人生に於いても必要なモノだけにしていく覚悟がいると思います。
じゃ、また明日!