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7日夕方のニュースで、広島の中学生が駐日大使に「平和メッセージを伝える」
というのが流れていました。
被爆地・広島から平和への思いを世界に発信しようと、8月6日の広島原爆の日に合わせて
広島市が毎年行っているようです。
中学生が各国の駐日大使などとペアになって座り、それぞれが平和のメッセージを
英語で語り掛けました。
メッセージを伝えた中学生に感想を聞いてみると、
「今まで出来事として知っていたことが、自分事としてとらえるようになった」
と言っていました。
これは非常に貴重な経験だと思います。
なぜ貴重かというと、今までは行事には参加していたけれど、どこか自分には
関係ないと思っていた部分があったかと思います。
それが資料を詳しく調べ、自分は何を伝えたいのか考え、それを英語に直して
スピーチの練習をする。
この段階では「自分がやるしかない」と意識は自分事になって行ったと思います。
自分事という意識は、主体性を持ち、誰かに指示されなくても自分から考えて行動します。
そして自分で決めた事だから、最後まで責任を持ってしようとします。
我々は出来事に対して、その出来事を解釈して意味付けをしようとします。
その意味付けの時に、セルフイメージや価値観、それによる感情で
言動が決まってくると思うのです。
という事は、意味付けの時にどういう捉え方をするのかが大切になってくると思います。
自分の価値観、思い込みで感情に走って意味付けをするのか、
今回の中学生のように、自分達が正しく知って行き、
平和の大切さを世界中の人々に知ってもらいたい。
と、意味付けをするのか。
そして、各大使の方に「世界中の子ども達にも、同じ意識を持ってもらいたい」と
言って頂いたことが、この中学生たちにより次へ進むエネルギーを与えて下さったと思います。
出来事を出来事のまま素通りするのではなく、出来事を自分事として受け止められるよう
これからも意識して生きて行く必要があると思いました。
じゃ、また明日!