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私も昔は完璧主義だと言われていたのですが、
完璧主義の人はいつも沸々としたものがあったと思います。
現実と描いていることのギャップに身動きが取れず、描いている理想を実現するには、
この現実ではダメだと、現実と一致しない思いにさいなまれていました。
それは100か0かの世界であって、それはいつまでも100を追いかけている姿でした。
しかし、自分の理想に近付く為には、行動を起こしてこそ近付けるのだと思います。
行動をするからには、当然失敗もします。
その失敗が完璧へと近付けてくれるのです。
頭で描くだけでは決して到達しない世界なのです。
現実世界は理想と違うことの方が多いくらいです。
よって、理想と違う事をしなければならないこともあり、
不完全でも目をつむる必要があるのです。
不完全さに目をつむる事が出来なければ、そこから一歩も進まなくなるのです。
しかし、その不完全は一歩も動けない不完全かどうか。
頭の中では不可能だろうと思ていた事でも、動いてみたら可能になる事もあります。
1つの方法しかないと思っていても、失敗する事によって違う方法が見つかる事もあります。
要は、完璧にするためには動いて失敗を重ねるという事のようでした。
行動するかしないかを問われたら、行動する事を選んでみる。
より完璧に近付けるためには、失敗する為にあえて行動してみる。
失敗を恐れるなら、失敗に慣れるためにも行動して失敗を重ねてみる。
100の完璧を目指すなら、分割して10の完璧を積み重ねてみる。
そもそも完璧というものは存在しないのではないかと思います。
オリンピックにしても何にしても、その年のその記録、その演技は完璧だと思っても、
次の年にはより完璧な記録、完璧な演技がなされて、完璧だと思っていたものは、
その時点で完璧ではなくなってきます。
フィギアスケートの羽生結弦選手がアマチュアからプロスケーターになりました。
選手としてのスケートは完璧でした。
で、終わるのかと言えば終わりません。
彼のスケートはこれからもより完璧を目指して変化していくと思います。
今までのように大会には出ません。
よって、今までのように審判されることもないし、1つのプログラムの中で
ジャンプがいくつとかスピンがいくつとか、定められることもありません。
しかし、彼自身は
「自由かつ広大に拡がる領域で、スケーターとして新たな一歩を踏み出し、
 自身の成長を期して飛んでいくことになる」
と言われています。
彼の中ではより完璧を求めて死ぬまでスケートというものを追求し続けると思います。
これも、スケートをやり続けるという行動をするからこそ、追求できるのだと思います。
よって、
「完璧主義を抜けるには行動するしかない」
というのが、結論のようです。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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