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「この世にあるものは、すべて絶え間なく変化する」というのは、
ほとんどの人が認識していることだと思います。
しかし、それを受け入れる時は、なかなか受け入れられない部分があったと思います。
例えば、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、テスラの各創業者の方々は、
自分が作りたいと思ったものを作り、世の中の人々に変化をもたらしています。
日本では、孫正義氏、堀江貴文氏、柳井正氏、原田泳幸氏、前澤友作氏などは、
何か発すれば、マスコミで取り上げられたり、バッシングされたりしています。
それはなぜかというと、まだ誰もやった事のないことに挑戦しているからです。
世の中の先を読むのが早いからです。
よって自分の夢の実現のためには、身なりには無頓着で周りから何を言われようが、
自分の夢に向かって邁進しています。
この方達は「ものごとは変化し続ける」というのを知っているのだと思います。
しかし、「ものごとは変化し続ける」というのは、今に始まったことでは無く、
昔から言われていたことだと思います。
平家物語に、
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵におなじ。
とあります。
【現代語訳】(P+D MAGAZINE 作品を知る より)
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという
響きが含まれている。沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を
示している。
世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい
春の夜の夢のようだ。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである。
「この世は絶えず変化していくものだ」というのは、
平家物語が書かれた1221年頃の鎌倉時代からわかっていたようです。
ただ、その時の「変化」の捉え方と、現代の「変化」の捉え方の概念は違うかも知れませんが。
現在は、変化の兆しを早く感じ取って、時代の先手を取って動いていく。
例えそれがビジネスであったとしても、結果的に世の中の人々の生活に変化をもたらすのです。
われわれは自分の身の回りの事は変わらないと思っています。
代わることはあっても自分の身の回りは変わらない、と。
よって、変化する事を恐れ、変化することに抵抗しているのだと思います。
生きている間は変化し続けるという事を、忘れないでおきたいと思います。
じゃ、また明日!