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人の価値感は様々です。
なぜならその人が育った環境の価値感に影響されるからです。
自分が選んだ価値観なら何も違和感を感じません。
しかし、何か少しでも違和感があると、その価値観は自分100%ではないのかも知れません。
その中には「ねばならない」という呪文が入っている場合があるのです。
誰に言われた訳ではないけれど「こうしなければならない」という束縛が
自分の中にあるのです。
そして、それをしなければ認めて貰えないような気になって、それをやっていくのです。
しかし、そこにはいつも無理があります。
自分が描いた物語なのに、自分が描いてない部分があるからです。
「こうしたい!」と「こうしなければならない」との間には天と地の差があります。
本来、自分の人生を豊にするために物語を描くはずなのに、
描く段階ですでに他人の価値感が入ってしまっているのです。
本日たまたまTVで私と近い年代のアーティストの方々が言われていました。
自分らの価値感は戦後生まれの親からの価値感で育っていると。
まさしくその通りで、良い大学に入り、良い会社に入り、良い人と結婚して幸せになる、と。
それを信じて突っ走って来た世代が、今になってそうではなかったのではないかと気付くのです。
では自分達が次の子ども達に何を残せるのか。
「ねばならない」の本来の目的は、豊かな自分の人生を生きるはず。
なのに、自分で自分に呪いをかけてしまっている状態です。
よって、そこから解いていく必要があると思います。
世間の言う通りにしないと幸せにはなれないという思い込みも、
自分に対する呪いです。
やればできるかも知れないのに、自分には出来ないと思い、
やらない理由をかき集めるのも、自分に対する呪いです。
現状維持が幸せなのだと思うのも、自分に対する呪いです。
いつの間にか時代は変わってしまっているのに、それすら気付かずに、
立ち止まっているつもりが、いつの間にか後退してしまっている。
そういう自分を認識することも、
自分を生きるには必要な事だと思います。
じゃ、また明日!