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小さい頃から何でもきっちりできることが良い事だと、教わってきました。
それはそれで1つの価値はあると思います。
おもちゃで遊んだら、ちゃんと元通りにしまいなさい。
本を読んだら本箱に戻しなさい。
ドアは開けたらきっちり締めなさい。
これは1つのしつけとして「やれば元通りにする」という約束ごとだと思います。
しかし、それがいつの間にか道を逸れてしまって「何事も完璧にやらなければならない」
に、自分の中で変わってしまったのです。
よって、リスクを避けるようになりました。
最後まで出来そうなことはするけれど、自信が無かったり出来そうもなければ、
最初から手を出さないのです。
予測可能な物には反応するけれど、予測不可能なものは避けて通る。
先のことなど、誰にも分らないのです。
わからないからこそ、わかるためにやってみるのです。
やれば結果を確認できるのです。
そうであるのに失敗を恐れ、挑戦をしないのです。
なぜなら、完璧主義者は、責任感が強いし、最後まで手を抜かないので、
信頼を裏切ることは出来ないと信じているのです。
反面、自分に厳しいと同時に他人にも厳しかったり、批判的になりやすく、
柔軟性が無いのです。
そして、完璧にやろうとするから、時間が掛かり完成までの時間を要するのです。
よって、ものごとに対して気軽に取り組めないのです。
取り組んだとしても、「すべき」「しなければ」がいつも脳裏のどこかに焼き付いています。
その結果、自分で自分の首を絞めるように、自分を苦しめてしまうのです。
完璧主義に囚われないためには、
「全部上手くいかなくても、まっ、いいか」で自分を許す事です。
それは悪いことでは無く、自分の程度に合ったレベルなので「まっ、いいか」と
言える柔軟性を身に付けることです。
また「たりないもの」に目を向けるより、「今あるもの」に目を向けるようにする。
100点を基準に減点方式に考えると、どうしてもネガティブな部分に目が行ってしまいます。
反対に0点から加点方式に考えていくと、良い部分、出来た部分に目が行くと思います。
よって、ポジティブな面を見つけることになります。
そして、出来ても出来なくても、結果に拘り過ぎないで「頑張るだけ頑張って、結果を手放す」
そう考えると、少しは楽になるかも知れません。
完璧主義の人は自分の価値感のレベルを知っておく必要があるかも知れません。
自分では普通だと思っていても、人から見ると「高い水準」だったかも知れません。
いずれにせよ、完璧主義に囚われないように、自分を開放していきたいと思います。
じゃ、また明日!