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「今ここに」「誰のために」「何のために」というキーワードはよく耳にします。
でも、私はまだまだそれぞれの言葉の深い意味はわかっていないと思います。
ここ2~3年、コロナの為に色々な事が中止になりました。
特に学生のクラブ関係で全国大会などの中止は、
3年生にとっては二度とないチャンスを失うことになりました。
高校野球なども、甲子園に行くためにその高校に入り、出場するために頑張ってきました。
いよいよ3年生で最後の甲子園に向かって頑張っていた時、中止となりました。
生徒も監督も涙をのんだと思います。
そんな中、何とか試合は出来ないものかということで、
各都道府県で独自の大会をすることになりました。
それぞれの学校の監督は、甲子園へのチャンスが無くなった3年生全員を出すことを考えました。
しかし、生徒の方から「ガチで試合をしたい!」という事で、
ベストメンバーで試合をすることになりました。
生徒たちの考えは「コロナ禍のこの大会は3年生の思い出としての大会ではなく、
自分達の学校が勝つための大会だから、ベストメンバーで行くべき」と。
感情からいくと「二度と出来ない最後のチャンスだから、3年生全員を出させたい」と
普通は思うと思います。
しかし、生徒の方がわかっていました。
目的は自分達の学校が勝って名門校の名を引き継ぐこと。
その為には、3年生優先ではなく実力主義でベストメンバーを選ぶこと。
全てはチームの勝利のためにあること。
と言った、社会人よりもしっかりした自分達の在り方を持っていました。
よって、メンバーに選ばれなかった3年生は裏方に徹し、
メンバーをサポートするために、メンバーを最優先に考えていました。
全ては自分のためではなく、チームの為に。
「今ここ」というのは自分のためだけの「ここ」ではなく、
全体を見た上での自分の位置です。
社会の中でも会社の中でも、チームの中でも、今この瞬間の自分の位置は何処なのか。
そして自分は何のために力を使うのか。
それは誰のために力を注ぐのか。
本日観たYoutubeで改めて教えられたような気がしました。
自分の在り方というのは、学生の時も社会に出ても、あまり変わらないと思います。
その在り方が本質に近ければ近いほど、変わらないものだと思います。
生徒たちがそのようなことを考えるということは、監督がいつもそのような考えで
生徒と接しているからだと思います。
今ここにいる自分は、誰のために何のためにいるのか。
そして自分はどういう在り方で毎日を過ごしたいと思っているのか。
一生の課題のような気がします。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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