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今まで読書と言えば、その本の知識を頭に入れて、
いつでもすぐに正しく答えるというものでした。
昔の人はすぐに答えられないと「読んだことにならない」「頭に入ってない」と
叱責していました。
そして歴史でも知識を引っ張り出して年号や人物を直ぐに言える人を
知識人として崇めていました。
暗記が苦手な私など、それだけで勉強が嫌いになっていました。
しかしSNSの登場で、その正確な知識を提供する価値は人間からネットに変わりました。
何かわからないことがあると、ネットで検索すれば直ぐに情報が手に入ります。
Googleで検索することを「ググる」と言われる俗語まで出てきました。
そうなると、今までの暗記力抜群の人は影が薄くなります。
代わりに求められるのは「価値の創造」です。
問題発見、問題解決の出来る人が求められるようになります。
今までは外からの情報を受け入れて、自分の中にその情報を認識して形創ることでしたが、
これからは、自分の中にある認識を外に向かって形創っていくことになります。
よって、世の中に合わせて自分を創っていっていた時代から、
自分が求めている世の中を創っていく時代になって来たと思います。
今までの教育は知識の詰め込みが主流でしたが、
経済産業省が「未来の教室」というのを構築しているようで、
専門知識を習得する=知ること
探求・プロジェクト型学習で、未知の課題やその解決策を見出す=創ること
が循環する学びを実現すること。
を掲げているようです。
となると、今までと違って記憶重視の学習ではなく、自分で問いを立て問題解決して行動する、
探求学習型が必要とされると思います。
なぜなら、今、社会で求められているのは自分で問いを立て、問題解決する
ポータブルスキルだからです。
よって、読書1つをとっても、今までのように知識の暗記から、探求学習型読書へと、
変わらざるを得ないと思います。
私のように錆びた頭がどれだけ変わるかわかりませんが、探求学習型読書へと
切り替えていきたいと思います。
じゃ、また明日!