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私はいつも人を見る時、自分の理想と比較して見ていました。

しかし、それは間違いであると気付かされました。
それは「相手が何をしたか」という「行為」のレベルで見ていたのです。
あの人だったら、こういう時こうしてくれるだろうな。
こんな場合は、こういう風に言ってくれるだろうな。
しかしそれは「自分にとっての理想像」を勝手に自分の中で描き、その思った理想像と違えば、してくれなかったという引き算で相手を評価してしまいます。
これは「行為」を「評価」する見方です。
アドラーは「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見ていきましょう、と言っています。
他者が「何をしたか」で判断するのではなく、そこに存在していることだけを喜び、感謝していく。
理想像から減点していくのではなく、ゼロからの出発で「存在」そのものに声をかける。
こういう心境になるには、かなり意識しないと、そのような自分にはなれません。
なぜなら自分の中では、あの時こうしていた。この時こうしていた。と「行為のレベル」での評価が色濃く残っているからです。
しかし、期待を裏切られたという見方ではなく「存在のレベル」で見ていくと、やはり「そこに存在してくれる」だけで、大きなものを与えられていたのです。
子育てにしろ何にしろ、手間はかかるし思うようにいかないことばかりです。
しかし、そこに存在していてくれていること自体が、自分の人生にとって大きなプラスになっているのです。
そう思えば他者を見る時「行動のレベル」で見るよりは「存在のレベル」で見る方が、自分の人生がより潤いのある豊かな人生になるような気がしてきました。
じゃ、また!


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jibunoikiru@gmail.com

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