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人は話の流れに沿って聞き、結論を聞いてわかったつもりになります。
しかし、大切なのは結論ではなく、その意図を汲み取ることです。
例えば「データーをまとめておいてください」と一言で結論を言われても、
どのようなデータをまとめれば良いのかわかりません。
相手はそのデータから何を読み取るつもりなのか、
そのデータを何に使おうとしているのか、
など、目的によってデータの作り方が違ってきます。
よって、話の結論だけではなく、理由(背景、目的)に着目する必要があるのです。
同じ言葉、単語であっても、人によって持つイメージが異なります。
「おもてなし」という言葉1つでも、各ホテルの「おもてなし」は違います。
そのホテル独特の「おもてなし」があります。
「おもてなし」という言葉の解釈は人それぞれなのです。
相手の話が理解できたというのは、話し手が頭の中で想像しているイメージと、
聞き手が自分の頭の中で想像しているイメージが一致した状態の時です。
よって結論そのものよりも、結論に至った背景や目的などの理由が大切なのです。
よく話の意図を汲み取って相手を理解するのが上手い人がいますが、
その人達に共通しているのは「なぜその結論に至ったのかという背景や理由」に
注目して観ているという所です。
話の流れだけを見ていては、相手の言っていることを深く読み取れないのです。
相手の頭の中で描いているものと、自分の頭の中で描いているものが一致した時、
その言葉は共有された言葉になっていくのだと思います。
今までは話の結論を一生懸命聞こうとしていましたが、
相手のことを深く理解するには結論ではなく、
背景や目的である理由を見て行こうと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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