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「優しさ」にも色々あると思いますが、
本当の優しさは「都合のいい人」ではありません。
私はどちらかというと、この「都合のいい人」タイプです。
何か困っていたら、少しでも解決に向くよう助けるタイプです。
しかし、最近は「都合のいい人」は相手を甘やかしてしまうと思い始めました。
本物の優しさというのは、何か困ったことがあったり相談事があったりした時、
最終的にはその人が自立できるようにするのが目的だと思います。
それを中途半端に甘やかしてしまうと、いつまで経ってもその人は自立できません。
自立というほど大げさなことでなくても、
自分で考えて自分で判断するようになれば良いのです。
よって、いつでもこっちが解決策を出していたら、
相手の成長の邪魔をしていることになります。
「自分で考えるように」と返すのも、本当の優しさかも知れません。
相手の幸せを願って悪い所は悪いときちんと注意出来るのが本来の優しさであって、
全ての手立てを返してしまうのは、自分が嫌われないための保身かも知れません。
本当の優しさにはある種、心の強さが求められます。
私自身、間違ったことや私と違う考え方をはっきりと言ってくれる人が、
優しい人だと思っています。
にも拘わらず私自身は、人に対してかなり甘い所があります。
結局は「本物の優しさ」とは、
悪い所をちゃんと注意すること。
相手に依存させないこと。
現在の私にはこの2点が重要だと思います。
今、各学校での教師による暴力・隠蔽問題が出ていますが、
教師の暴力にせよ学校の隠蔽にせよ、
そうなる前に「本物の優しさ」を持った教師が
いなかったのかなと残念でなりません。
その先生方の教師になった目的は何だったのか、聴いてみたい気がします。
もしも子どもが好きで、人を育むことが好きであったなら、
いつからどのように、暴力教師になったり隠蔽教師になったのか、
そのあたりも解明していきたい気もします。
感情で受け取って、感情で返すのではなく、
感情で受け取ったとしても、理性で返すよう、心がけたいと思います。
じゃ、また明日!