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若い頃は兎に角、人の目が気になります。
自分のやっていることの善し悪しは、ほとんど他人の目を通して判断してしまいます。
それが30歳代、40歳代になると段々と他人の目が気にならなくなり、
60歳代になると、他人の目などすっかり忘れてしまいます。
私自身、瞑想をし始めてから価値観が変わり、今まで如何に他人の目を気にしていたかが、
よくわかりました。
他人の価値観や世間の価値観を自分の価値観だと錯覚して長年生きてきましたが、
本来、自分の価値観があって良いはずだし、
自分の価値観が無いと自分を生きることなどできません。
自分が勝手に背負い込んだ責任や自分の束縛時間から開放されると、
自分が本当にやりたかったことは何なのかという事に、初めて気が付かされるのです。
自由だと思って生きていても、それは他人が求める価値観に合わせての自由です。
それがわからないまま、何となく窮屈に人生を生きていたのです。
人にどう見られているのだろうか。
人に嫌われるのではないだろうか。
人に笑われるのではないか。
何も出来ないと思われているのではないか。
これらは自分で勝手に想像した束縛です。
人はそれほど他人の事には関心がありません。
みんな、自分の事に関心があるのです。
自意識過剰になるから、人が自分の事を見ていると錯覚してしまうのです。
最近耳につくのがテレビのニュースや特集で扱われるヤングケアラーの子ども達の言葉。
「~してはいけないと思っていた。」
「自分の家の事だから他人に言ってはいけないと思っていた」
「他人に言ってもわかって貰えないと思っていた」
全て「~してはいけない」という否定から入っています。
それは小さい頃からの、世間の価値観がそう思い込ませているのだと思います。
自分を生きるという事は、他人がとやかく言う事ではないのです。
言っている他人は、その間自分を生きていないという事にもなります。
歳を重ねれば、自分自身でそういうしがらみを絶って行くことが出来ます。
私自身がそうであったから、若い年代の人には世間の価値観に振り回されないで!
と伝えたいです。
いくら若くても、自分の価値観があるはずなので、
自分の価値観で判断していって欲しいです。
自分のやりたいことがあれば、他人がどう言おうが、どう評価しようが、
笑われる事を恐れないで、失敗しに行って欲しいと思います。
私も年寄りの冷や水で失敗を恐れないで、新しいことに挑戦したいと思っています。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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