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会話をしていて、相手の事をしっかり聞いているつもりでも、聴けていないことがあります。
これは自分が相手の真意を汲み取れていないからです。
人の話を聴いていても、言われていることだけで判断してしまうことがほとんどです。
しかし、本当は表面的な言葉だけでなく、なぜその人はそのような事を言うのか、
本当は相手は何を伝えたかったのかということを考える必要があると思います。
何か頼み事をされた場合でも、あの人はこういう風にして欲しかったのだな。
と、想像性を働かせて言われた事以上の事を思いやる。
或いは、本当にして欲しかったことをは何かを考えてみる。
それが必要なことなのだと思います。
なぜなら、言葉どうりに受け取って、それだけで行動してしまうと、
いつまで経っても相手の真意を汲み取ることは出来ません。
いつまで経っても表面的にしかお付き合いできないと思います。
毎回、考えながら行動に移していくと、あの人は思った通りの事をしてくれると、
信頼が深まってきます。
相手の言葉、表面的な言葉が必ずしも「本当に伝えたいこと」とは限らないのです。
本当は大好きな友達と一緒にいて楽しいはずなのに「そうでもないよ」と言ってしまい、
その後疎遠になってしまって一生後悔することもあります。
小学生の男の子が好きな子をからかったりするのと同じです。
それが大人になればなる程、自分の素直な気持ちを伝えられなかったことに対し、
「なんであの時素直に言えなかったのか」と、後悔が付きまとうのです。
小さな行き違いが大きな問題に発展してしまうことも少なくありません。
しかし、聴く側が相手の真意を汲み取ることが出来たなら、事態は変わっていたかも知れません。
言葉どうりに受け止めずに「それは本心かどうか」と考える余裕があれば、
この行き違いは生じなかったかも知れません。
「聞く」と「聴く」には違いがあるようです。
もう1つ相手を理解する上で重要なのは「事実」なのか、自分の考えに基づく「解釈」なのか。
大概の場合、「解釈」を「事実」と思い込んでいる場合があります。
自分が勝手に自分の都合のよいように解釈して、それを事実だと思い込んで話すので、
段々と話がズレて言ってしまいます。
特に感情が入る場合は、反射的に感情で解釈してしまうので、事実から遠ざかってしまうのです。
事実から遠ざかって話が進むので、思い通りに伝わらなくなるのです。
そういう時は、自分の中で言い換えて「こういう事ですよね」と、念を押した方が、
間違いがないようです。
そして、相手の立場に立ってみるだけではなく「相手はどう感じているだろうか」と、
自分の価値観からではなく、相手そのもので考えてみる必要があると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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