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世の中には「人のあら探し」が出来る人は沢山います。
しかし「人を褒めころす」人は少ないと思います。
営業のお仕事や販売員さんは「褒めごろし」の上手い人は沢山います。
が、人を使う時にはそういう人はあまりいないと思います。
小さな会社の社長やリーダーは何でもできる人が多いです。
なにもかも出来る1人のカリスマがいれば組織は纏まります。
しかし、組織が大きくなるとリーダーだけが突出した能力を持つよりも、
周りを動かす人の方が上手く行きます。
人を動かすのがうまい人は腰が低く、褒めるのが上手です。
褒めるのが上手という事は、その人の能力を見抜くのが上手なのです。
その人が気付いていない所を見抜き、そこを活かすように使うのです。
そして、その人を動かす時に褒めるのです。
誰も気づいていない所を、この人は褒めてくれる。自分の事を見てくれている。
この人について行ったら、自分の才能を伸ばしてくれるかも知れない。
そうやって人はリーダーについていくのです。
人は自分の事を理解してくれたとか、自分でも気付かない所を見抜いてくれたら、
とても嬉しく感じるのです。
そして関心を持ってもらえると、相手に好意を持つのです。
自分を見ていてくれた、自分の良い所を見抜いてくれたこの人と一緒にいると
自分はもっと成長出来るかもしれない、と。
よって、褒める時は「いつもあなたを見ています」というメッセージが入っています。
その人のFBを見て、その人が何をしているかよく知っています。
そしてその人に話しかける時にはさりげなく
「今○○を頑張っているのですね。FB見てますよ」と。
こういう所が人たらしの所以だと思います。
相手の心に分け入ってただ褒めるだけではなく、その人の性格も長所も全てプラス評価して、
賞賛したり認めたりをさりげなく伝えています。
相手の気持ちの核心を突くような「褒め言葉」であり、「ころし文句」です。
こうして人たらしのリーダーは、褒めて人を惹きつけ、その人の能力を伸ばすことで、
全体として上手く回っていくのです。
よって、無駄な努力はせずに、
出来ることを出来る人に任せる。
これができる人です。
そして、出来る人を使っているようで、逆に自分も使われている時があります。
お互いの才能の補い合いです。
これで全体としては、より大きな成果が出るのだと思います。
どうせなら「人のあら捜し」ではなく、
「人の能力を見抜くひとたらし」でありたいものです。
じゃ、また明日!