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人間関係に於いて、相手との距離が近すぎても遠すぎても上手く行きません。
良かれと思ってしたことが逆に嫌われる場合もあります。
それは相手との距離感を上手く保てないことにあります。
よってその原因は、相手に「感情移入」をしてしまうからです。
感情移入しすぎると、相手の問題が自分の問題のように思えて来て、
いつの間にか、「こうすればいいのに」と相手をコントロールしようとしてしまいます。
相手との距離の取り方がうまい人は、相手の感情に「移入」するのではなく、
相手の状況や感情を想像して「想いをはせる」ようにしています。
「相手が今、どんな感情を抱いているのだろう」とか「どんな状況なのか」とかを、
ただひたすらに眺めているだけです。
眺める時間を置くことによって、自分がすべきことがわかってくるのだと思います。
眺めないで感情移入してしまうと、人の心の「深読み」をしてしまい、
勝手に思い込んで、勝手に考えすぎになってしまいます。
思い込みをしてしまうと、間違った想像で相手に対して色々と考えてしまいます。
どんなに親しい間柄でも、距離は必要です。
よって、「眺める」ことが必要なのです。
人それぞれ価値観が違います。
親や周囲の大人たちからの教えで価値観は身に付いていきます。
育った場所やその土地の風習の影響も受けてきます。
世の中の社会的価値観も知らず知らず自分のものとなっていきます。
これらによって思い込みは作られていきます。
よって、自分の思い込みの源は、一体だれが決めた価値観なのでしょうか。
相手を「眺める」のと同時に、自分の心も「眺める」必要があると思います。
上手な距離を取るには、相手を多面的に見る事も必要です。
その為には、自分と全く別な考え方を持つ人達の中に飛び込むのも1つの方法かも知れません。
相手とより良い人間関係を築くためにも、
近すぎず遠すぎずのバランスの取れた距離感を保つようにしたいものです。
一人1人の程よい距離感を保ちながら、
豊かな人間関係を築いて行ければと思います。
じゃ、また明日!