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我々が何かやる時、最後までやれない理由の1つに「動機付け」がない場合があります。
「動機付け」とは、目標に対しそこへと向かう行動を、前に進ますための「過程」のこと。
「モチベーション」とも言っています。
「動機付け」がはっきりしていないと「やる気を出す為の要因が何か」わからないままに
進んでしまいます。
今、ロシアがウクライナを侵攻していますが、ゴールが見えない業務を任された場合、
あるロシア兵が「自分は何のために、闘っているのかわからない」と言ったのも、
動機付けが無いままにどこに向かっていいかわからない状況のまま、
戦場に送られたからだと思います。
よって、どちらの兵士も「戦争をやりたくない」のが本音だと思います。
それは当たり前で、戦争はその人にとって価値を感じる目標や成果に対し、
何としてでもやり遂げたいという意欲を、満たすものではないからです。
よって、無駄な戦争は早くやめるべきなのです。
個人の動機付けは、自身の内面から湧き起こる興味、関心、ワクワク感が
動機付けになると思います。
その中に「達成感」「充実感」「責任感」「自尊心」などが、内発的動機付けになるからです。
しかし、気を付けなければならないのは、最初のワクワクを忘れない事です。
例えば文筆家が何か小説を書いて賞を貰い、本がどんどん売れるようになった場合、
最初は小説を書くのが好きで書いていたはずなのに「本が売れる」という事を
意識し始めると、次作からは「売れる本」を書こうとします。
それはワクワク感よりも売れる本、お金になる本を書こうとしてしまうからです。
すると目標が「人に感動を与える本を書く」という事から
「売れてお金が入って来る本を書く」に、なってしまうのです。
そうなると、今まで感じていた、小説を書く面白さを感じなくなり、売れる本に目標が
代わってしまうのです。
本来は自分の目的とその行動が一致しており「したいからする」「やりたいからやる」
状態だったと思います。
それがいつしか「目的達成の為の手段」として仕事をするようになってしまったので、
やっていることが楽しくないのだと思います。
結局人は楽しくないと、続かないと思います。
よって、自分はそれを「何のためにやっているのか」「やればどうなるのか」を
自分の中で創造できなければ、心底楽しいものではないと思います。
仕事でも自分のやりたい事でも、自分の中ではっきりとした「動機付け」が無いと、
なかなか目標に達しなかったり、プロセスを楽しむことは出来ないと思います。
じゃ、また明日!