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「人を以て鑑と為す」と言うのは、よく聞く言葉です。
意味は、他人の振る舞いを見て、自らを正そうとするたとえ、です。
これは、自らを正そうとする時に他人の振る舞いを見るようですが、
自分を知る為にも人を見る場合があります。
その時の「人」は何事も上手くいっている人、成功している人、
尊敬している人などです。
そういう人達にはどのような課題があり、その課題をどのようにして解決して行ったのか。
それを見て考えることが課題発見力を付ける1つの手段かも知れません。
世の中のニュースを見ていて
『こういう課題があるから、このように解決していたのだな』と、
解るようになると、自分と重ねて考えれるようになり、
自分を客観的に見ることができるのです。
私も「人を知る前にまず己を知れ」と、言われていましたが、
その己を知ることがなかなか出来なかったのです。
それは当たり前です。
なぜなら、自分と言う小さな価値観の範囲で自分を知ろうとしても、
新しい別の視点で見ることは出来ないからです。
色々な角度、自分と違った視点から己をみるから、改めて自分を知ることができるのです。
成功している人、尊敬している人は、どのような考え方で物事に臨んでいるのか。
どういう考え方で課題を解決して行っているのか。
そういう視点で見ていくと、その人のやっていることがわかると思います。
そして、それが分かった時に初めて、では自分はどうなのか。
どういう視点でどのような考え方でもって物事に臨んでいるのか。
と、初めて自分を客観的に見ることができるのです。
よって、世の中の事や人の事が分からないうちに自分の事をわかろうとしても
解るはずもなく、順序が逆でした。
先ずは世の中の事、人の事をよく見て、そのものの見方・考え方を理解したら、
自分の立ち位置はどこなのか、少しは解ってくると思います。
一元的にしか見れない私にとっては、多面的、複眼的に見るという事は、
また違った視点で自分を見ることができるようになると思います。
じゃ、また明日!