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人は自分のことであれ、他人のことであれマイナスなことはよく目に付きます。
「あぁ、これをしようと思っていたのに、また出来なかった」
「あれを整理しようと思っていたのに、また出来なかった」
「今週末に提出なのに、まだ出来ていない」
こうしてマイナスのループにはまって行くようです。
しかし1つの事実には沢山の解釈があります。
マイナスの解釈で終わるのか、マイナスと思っていたけれども、
プラスにも解釈できると、知っておくのも大切だと思います。
本日、北京五輪のフィギアスケートで注目されていた羽生結弦選手が4位になりました。
ショートプログラム8位からの4位です。
まだ誰も挑戦したことがない4回転半クワッドアクセルへの挑戦です。
転倒したのは事実です。
点数を稼ぐためには、ミスのない無難な4回転を選ぶと思います。
しかし、羽生選手はインタビューで、
「勿論ミスをしないっていうのは大切なことだと思いますし、
そうしないと勝てないっていうのもわかるんです」
「でも、ある意味、あの前半の2つのミスがあってこそ、
この『天と地と』っていう物語が出来上っていたのかなって気もします」
と答えています。
本来なら3連覇を狙っていたらミスをしない方法、勝てる方法で挑戦します。
できるだけマイナスは避けたいですから。
しかし、羽生選手は新しい事への挑戦にも価値を置いているので、
「マイナスになるかも知れないけれど、頑張ってみる」という心意気で、
4年間、頑張って来たのだと思います。
フィギアスケートにとって転倒はマイナスでしかありません。
インタビューでも「こけちゃいました」「失敗しました」になります。
しかし、羽生選手は自分自身で「これ以上頑張ったかな」と思うくらい練習しました。
だからその答えが、
「報われない努力だったかも知れないけれど、一生懸命頑張った」と、
プラスの気持ちになれたのです。
転倒をマイナスに解釈するか、プラスに解釈するかの違いです。
多分、自分自身でもプラスに解釈しているから、
「もう一度挑戦」という選択になるのではないかと思います。
1つの事実に対してどう解釈するのか。
マイナスの解釈もあれば、プラスの解釈もあります。
自分は常にどちらの側に立って解釈するのか、考え直してみたいと思います。
じゃ、また明日!