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埼玉県白岡市で1月15日午前4時50分、リビングの布団に横たわっていた
加藤颯太くん(享年15)の意識がないと母親が119番通報しました。
颯太くんは18日に息を引き取りました。
死因は頭部に強い衝撃を受けたことによる急性硬膜下血腫だった。
15歳なので少年と書くべきかもわかりませんが、彼が15年間生きていた証に
あえて颯太くんと書きました。
家族は、38歳の母親とその交際相手と8人きょうだいの10人家族です。
彼は2番目で長男です。姉は高校生。
この2人が下の子どもの世話をしていたようです。
よって、小学校の高学年の頃から学校にはほとんど通っていなかったとか。
卒業アルバムに載っていたのは名前だけ。写真は載っていなかったという。
いつも赤ちゃんの世話をしていて、小さい子供を遊ばせていたとか。
近所の人の話では、学校関係者とみられる人物が少年の自宅に訪ねて来た事もあったというが、
その時はコロナで行かれないと答えていたようで、
小さい子の面倒を見ているからとは言えなかったよう。
周辺住民の中には、颯太くんのような大きな子どもがいたことも知らない人がいたが、
市役所や児童相談所に相談していたという人もいた。
中学校と白岡市は取材(TBS系)に対し、
「個人のプライバシーに関する事なので応えられません」
これは個人のプライバシーではなく、
「自分達の仕事の在り方を問われる事になるので、応えられません」
と言うべきではないでしょうか。
市役所、教育委員会、学校、児童相談所、現在のお役所は思考停止状態で
プライバシーと言う隠れ蓑の中で、身動きが取れない状態です。
これは担当者云々のレベルの話ではなく、システムや慣例の問題でもあると思います。
そこから正していかないと、若い命は増々減っていくと思います。
颯太くんの事を知っている人がどれだけいたのか。
学校の先生方は、颯太くんのことをどれだけ覚えているのか。
颯太くんが意識が無くなりつつあるとき「自分は生まれて来て良かった」と思えたのだろか。
「自分はほとんど小中学校に行かなくても看護師になれた。
だから、子ども達も学校に行かせなくていい」と豪語していた母親は、
颯太くんの死をどのように受け止めるのであろうか。
こわもてで「おれはこの辺りで顔が利く」とすごむ事もあったという、
仕事をしている雰囲気のない母親の交際相手の男性は、
颯太くんの死をどのように見ているのであろうか。
今後、複数の傷やあざ、肋骨や腕の骨折など、ひどい暴行を誰がしたか、
警察が障害致死容疑で捜査中なので、はっきりしてくると思います。
今はただ、学校にも行けず小さな兄弟たちを育てていた
颯太くんのご冥福を祈るばかりです。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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