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仕事をしていると、初動の早い人と遅い人がいます。
初動の早い人は、仕事を頼まれたらすぐに行動に移します。
初動の遅い人は、一旦頼まれた仕事を横に置きます。
この差は「こうすれば出来るのではないか」
という仮説を立てられるかどうかになります。
初動の早い人は、頼まれた瞬間に「こうすればできるであろう」
という結論を頭に描くことが出来ます。
初動の遅い人は、「それも後で考えよう」になります。
では、この仮説はどのようにして描くのか。
その方法は2種類あり「演繹法」と「帰納法」です。
「演繹法」は情報が少ない時でも、一般的な解釈や、すでに存在している事実をもとに、
そこから具体的な事象を当てはめて、一定の仮説を導き出します。
「帰納法」は経験なども含む有意義な情報を集めた上で、
その情報から仮説を導き出します。
大切なのは、仮説を立てて終わりではなく、それを継続的に検証していくことです。
些細な事ですが、エレベーターに乗った時、最速で目的の階に行くには、
「行先階ボタン」と「閉じるボタン」、どちらを先に押すのが早いのでしょう?
私は無意識に先に「行先階ボタン」を押していました。
多分、ほとんどの方は先ず何階に行くのかという事で
「行先階ボタン」を押していると思います。
しかし、早いのは「閉じるボタン」です。
「閉じるボタン」を押してドアが閉まっている間に
「行先階ボタン」を押す方が早いそうです。
確かに「行先階ボタン」を先に押してもドアは動きません。
「先に」段取りをするだけで、ここでいうボタンを押す順序を入れ替えるだけで、
最速になるのです。
我々が無意識でやっているようなことも、その順番で仕事を勧めれば最速になるのか、
先ず段取りを考えることが大切です。
私はスーパーで日用品など数の少ない買い物の時は、
品物をカゴから出してバーコードを店員さんの方に向けて置きます。
その方が店員さんも読み取りやすいだろうし、少しでも早く終わるだろうと思うからです。
これと同じ事を、色々な場面でやってみれば良かったのです。
それが段取りを考える練習にもなりそうです。
今まで、仕事に限らずやるべきことの段取りを考える前にやり始めていました。
よって、自分の頭の中では段取りがきちっと整理されていなく、
最速でないにも拘わらず、ダラダラとやっていました。
段取りを考える練習は生活の中でも出来るので、
これからは意識して段取りを考えていきたいと思います。
じゃ、また明日!