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京セラ創業者の稲盛和夫氏は、経営は「闘い」であるという考えで、
売り上げを確保できそうもない営業に対し、厳しく叱咤激励していたそうです。
しかしそれは、自らの金儲けのためではなく、多くの従業員の幸福のためだったとか。
企業に集う従業員とその家族の長年にわたる、物心両面の幸福を追求することこそが、
企業経営の目的だとか。
企業内容の良い会社の経営者の方はほとんど同じだと思います。
社員の生活を守るため、社員の幸福のために𠮟咤激励する事があると思います。
そうしなければ、会社が動かないからです。
それが本当の経営者の心情だと思います。
今、コロナ禍で会社経営も大変な時期が続いた状態です。
終息に向かうのかと思いきや、また第6波で桁違いの広がり方です。
泣く泣く社員を辞めさせた会社もあると思います。
倒産した企業も沢山あります。
しかし、稲盛氏が言われるように、どんな状況に陥っても、
経営の本質まで見失わないということが大切だと思います。
「経営とは人間が集い、集団で営む取り組みである以上、
人間としての原理原則に立脚した、経営の考え方や方法は、
時代が如何に変われども有効であり続けるはずである」
という、闘争心故の発憤も時には必要な事だと思います。
お客様に対する「愛」
従業員に対する「愛」
その「愛」があるからこそ、
時には叱咤激励で怒りを露わにすることもあると思います。
「怒り」とは大切にしているものが、大切にされなかった時に生じる感情だとか。
そうであるならば、自分が本当に大切にしている信念を伝える時に、
熱く怒ることもあり得ることだと思います。
むしろ伝えたいが故に、熱くなるのだと思います。
心の底から突き動かされるような感情。
それは本気で取り組もうとしている証でもあると思います。
人を動かすには、自分の心の深い深い部分からの叫びでないと、伝わらないと思います。
人にやさしくするもの、時には叱咤激励するのも、全てはその人の「愛」だと思います。
その相反するような感情が織りなす「愛」が、
人に伝わり、人を動かすのだと思います。
じゃ、また明日!