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「話が相手と噛み合わない」という、コミュニケーションギャップを感じる時があります。
自分では正確に伝えているつもりでも、相手に理解して貰えなかったり、
相手の言っていることに同意や共感が出来なかったり。
結局お互い理解できない状態なのです。
それは自分の思い込みから話していたり、自分の経験から話していたりで、
相手の立場に立っていない時がほとんどです。
人はそれぞれ独自の経験や独自の解釈で物事を考えます。
よって、それぞれが異なった経験をし、それぞれの立場に沿った解釈をするから、
ずれが起こるのだと思います。
誰でも「自分は正しい」と思っています。
思っているから堂々と自分の考えを言えるのです。
しかし、もしかしたら自分は凝り固まった考えに縛られているのではないだろうか?
と、自分に問いただす事も時には必要かも知れません。
先ずは自分を横に置いておいて、相手の立場で考え直す事も大切です。
相手の立場、目線から物事を捉え直してみると、
自分が認識していなかったことや、思ってもいなかった感情があるかも知れません。
外から勝手に判断する事と、本人に聞いてみて確認するのとでは、
全然違ったものになる時があります。
よって、自分の思考の枠組みを外すのも時には必要だと思います。
それともう1つ
何を目的に考えているのか、お互いの目的を確認するのも大切だと思います。
自分と相手との間で目的が違えば、解釈や結論も違ってきます。
第6波まで来てしまったコロナ。
「終息するには」という話をしている時に、注射を全員に打たせる目的を持った人、
病床を確保する目的を持った人、経済を回したい目的を持った人、それぞれの考えがあります。
それぞれの人が自分の目的に沿っていくら議論しても、まとまるはずがありません。
やはり最初に目的をはっきりさせて、議論に入って行く必要があると思います。
私など経験は少ないし、環境の変化もほとんどなかったので、非常に柔軟性に欠けます。
よって、いつも狭い枠組みの中でしか考えが浮かばないので、凝り固まった思考になります。
これをほぐすには、凝り固まった考えを横に置いておいて、
一旦、前提をゼロに戻して考え直す「ゼロベース思考」が必要になって来ます。
自分の思考を手放したり、角度を変えて考えるのはなかなか難しいですが、
それを繰り返して身に付けないと、いつまで経っても相手に自分の考えを
伝えることが出来ないと思います。
考えが凝り固まる前に、相手の立場に立って考えたり、
目的を再確認する必要があるという事を、忘れないでおこうと思います。
じゃ、また明日!