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人は自分の気の進まないことは、すぐに「先送り」してしまいます。
先送りしたからと言って片付く訳でもなく、そのまま仕事は残ってしまいます。
気の進まない仕事を避け、その時の気分がよくなることについつい
手を出してしまうという、回避行動を取ります。
しかし、頭の中には「やっていない自分」の存在があるので、
現実への後ろめたさや罪悪感は、さらに先延ばしを助長し、
自滅への悪循環へと進んでしまいます。
先延ばししても、やるべきことや仕事は消えてはくれません。
それよりも、自分の感情とどう折り合いを付けるかの方が大切になって来ます。
直ぐに動けないのは、恐れがあるからです。
それをやった時に、失敗したらどうしよう。上手くいかなかったらどうしよう。
と、完璧を求めるから恐れが出てくるのです。
その恐れが自己否定の感情と結びついていきます。
人は無意識のまま生きているので、気付いた時に「やっていない」ことに気付きます。
頭でわかることと、行動でわかることは違います。
「自分ができていないことがわかった」ということは、
無自覚のままだと改善の余地はありませんが、
自覚出来たならば「意識していればできる所まで行ける!」と、
思えるようになります。
よって、出来る・出来ないは別として、
「とにかくやってみよう!」という、気持ちを持つことが大切です。
結局は、主導権を自分に戻して「やる自分」の経験を増やすしかないと思います。
「やる自分」は、責任が全部自分の所に集まってきます。
なぜなら「先送り」の種を蒔いたのは自分だからです。
よって、蒔いた種は自分で刈り取るしかないようです。
確かに、先延ばしをしたのは自分です。
しかし、先延ばしが自己否定の感情と結び付いているので、
先延ばしをしている自分を許すことも必要です。
そこで自己否定の方向にばかり行くと、却って「先送り」したくなります。
兎に角自分に「先送り」させない為には、
やるべきこと、仕事を一度にやろうとはせず小分けにして、
例え少しずつでも片付けていけば、次に進むことが出来ます。
少しでも片付くと「やれた!」という自信が付き、気持ちが前向きになれるのです。
「上手くできなければどうしよう」という感情から、
「とにかくやってみよう」という行動へ。
自滅のループから抜け出すには「とにかくやってみる」しか、
解決法はなさそうです。
じゃ、また明日!