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人生100年時代と言われて久しいですが、
知っている90歳代の方は皆さんとってもお元気です。
以前なら、定年退職をしたら後は第二の人生で、ゆっくりのんびり旅行でもして、
趣味を楽しめば良い。という老後のイメージでした。
その時の平均寿命はもっと低く、退職後10年位を想定していたと思います。
しかし、人生100年時代になると、65歳で定年退職してもまだ35年あります。
もう一度新たに就職しても、新入社員から始めてかなりベテランの領域まで行ける年月です。
今後、その年月をどう過ごすかが課題になってくると思います。
趣味でも楽しんでという、その「趣」は「おもむく」の連用形の名詞化です。
①ある方向へ向かっていくこと。おもぶき。
②心の動き。心がある方向に動いていゆくこと。また、その方向。
③事柄の内容の大体の方向。また、事柄の大事な内容。
④物事のなりゆき。様子。事情。
⑤物事についての感興(興味がわくこと)
私が描いていた、絵をかいたり写真を撮ったり音楽を聴いたりではなかったのです。
「ある方向へ向かっていくこと」は自分の人生の方向がどこに向かっていこうとするのか。
「心の動き」は自分の人生の動きは何に心動かされるのか。
「事柄の大事な内容」は自分の人生で何が大事なのか。
と、捉えたら「老後は趣味に生きる」と言っていた内容がガラリと変わりました。
老後の人生は、何に心動かされ、自分にとって何が大切なのか、
そしてどの方向に進み終えようとしているのか。
そう考えると、何か好きな習い事を続けるのも良いけれど、
35年もあると、もう一度生き直す事もできるようになりました。
若い頃の働き方は、生活のため、経済的自立のため。家族のため。という理由が主でした。
しかし、退職後は意識していなかった「世のため人のために尽くす」という働き方が、
できると思います。
贅沢な暮らしを考えないなら、生活のために働かなくても、今までのキャリアを生かして、
「世のため人のために尽くす」働き方ができると思います。
今迄の人生から考えると約2倍生きれることになります。
その約2倍の残り時間をどのように使うのか、
それが各自の生き方であり死に方でもあると思います。
「生きること」に於いては年齢は関係ありません。
自分がどう生きたいのか。
誰と、どのように生きていきたいのか。
それに尽きると思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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