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私達は、欲望を満たすことで幸せになれると思っている人もいます。
何か美味しいものを食べたい。
良い服を着たい。
良い家に住みたい。
欲しいものを手に入れたい。
何にでも1番になりたい。
そしてこの欲望が満たされなければ、自分は幸せではないと思ってしまいます。
もっと手に入れたい!
もっと幸せになりたい!
しかし幸せは目に見える物だけではなく、感じるものだと思います。
何か美味しいものを作っている人は、食べた後の満足を売っているのです。
良い服を作っている人は、身に付けた時の幸せを売っているのです。
良い家を建てた人は、その家に住んだ時の幸せを売っているのです。
結局は売っているそのものではなく、「その先にある幸せ」を売っているのです。
よって、コロナで商売が出来なくなっても、何か形を変えても幸せを届けられたらと、
あれこれと、考えているのです。
夕方のニュースで、牛乳が余り過ぎて処分しなければならないと伝えていました。
お店からの注文が減って、酪農家の人は、処分しなければならない牛乳を搾り続けています。
そんな時、あるホテルが今年のクリスマスケーキをすべて牛乳で作ることにしました。
昨年までは豆乳を混ぜて作っていたケーキを、今年は全て牛乳で作るとか。
酪農家さんが潰れてしまったら自分達も困ることになるので、
少しでも注文が出来たらとの思いです。
商いは、人々の思いや愛で成り立っていると思います。
コロナで第3波の時でも、8時閉店を守らなかったお店は、
お店を閉めてしまえば、そのお店に卸している業者さんが倒産してしまうので、
8時過ぎてもやるしかないと。
それぞれの立場の人が自分の店の利益だけを考えていたら、
お店の規模にもよりますが、店を閉めて補助金を貰った方がよかったかも知れません。
しかし、自分の欲望を捨て、日頃からの繋がりを大切にしたから、
何とか一緒に頑張れたのだと思います。
よって、商いは「幸せ」を売っているのだと思います。
そしてそれをわかっている客が、足を運ぶのです。
買う側も欲を捨て、その店主の心意気を買いに行っているのだと思います。
「幸せ」を売っている人の所には「幸せ」を買いに来る人が集まります。
それぞれが欲望を手放せば、それぞれが「幸せ」を感じることが出来るのです。
よって豪華なものより、ささやかな気持ちが「幸せ」をもたらしてくれるのだと思います。
それに気付いていない人が、儲かるか儲からないかの欲望で商売をしているのだと思います。
もしかしたら、コロナは欲望を手放すことも伝えに来たのではないかとさえ思いました。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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